今年の４月は謎の快進撃だった。
普段なら年に数回返事が来る程度の募集に次々と返信が舞い込んできて４人も会えてしまった。
ところが５月になると急激に失速しピタリと返信が途絶えた。

どうやら今回の快進撃はどこかの業者さんのおかげだったらしい。
４人を送り込んだところでタマ切れになった、というところか。
ということで私の募集はまた出しては引っ込めるだけの空振り続きになったのだが、先日久しぶりに返信が来た。

待ち合わせはススキノのラブホ街に近い一角、写メもなければプロフも「普通体型」とだけ…
会う前から不安になってしまうような相手だが、現れた女の子は予想外にきれいな女の子だった。
端正な顔立ちにやや細身の引き締まった体型、控えめに見ても「中の上」以上だ。

ただ、会った直後から彼女は「写真、どこにも出しませんよね？」
服を脱いでは「本当に写真投稿したりとかしませんよね？」
私はそのたびに「約束するよ」と答えるが、会っていた１時間ほどの間に10回くらい念を押して尋ねてきた。

彼女は脱いでもスタイルがよく写真には映える。
だが撮影には慣れていない、というより初めてらしくカメラを向けると顔を真っ赤にして体を硬直させてしまう。
要は撮影系の経験もなければ不安も強く、撮影されるのがイヤな女の子だったわけだ。

少し考えれば簡単にわかることだが、アダルトコーナーで募集する男は私だけではない。
平日の夕方に「すぐ会いたい」募集を出すと30分で10番目以下に順位が落ちてしまう。
それだけ男の募集が多ければ相手は選び放題、あえて自分が嫌いな分野、苦手な相手を選ぶ理由はない。

それなのに、あえてイヤなはずの撮影系の募集に返信をくれたのはなぜか。
それは、私が約束したらドタキャンやすっぽかしをせず必ず会い、事前の約束を守ることを相手が知っていたから、
そして、それが嫌な内容であることよりも重要視されたからだ。

在庫があるうちはどんどん出し、尽きてくると女の子の意向を曲げてでも送り込んでくる、中の女の子にとってはとてつもなくブラックな業者さんだ。
この手の業者さんはこちらの意向も平気で曲げることがあるので、会うには細心の注意が必要だが、こちらにとっても１つだけメリットがある。
撮影のときに真っ赤になって恥ずかしがるような女の子と会うことができるのは紛れもなく彼らのおかげだ。

相手がブラックであってもブラックなりに利害の一致を見出す鬼畜Ｕ助なのでありました(^^;;

※ Ｕ助は鬼畜ながらに相手の女子とも約束は守るので、今回撮った写真はアップしません