投げ売り状態になっている日本の無修正AV
動画サイトFC2で自作無修正動画を販売していた業者が摘発されたニュースを見た。
FC2自体はアメリカ・ラスベガスに本拠地があるのだが、日本からそこに投稿すれば処罰される、驚くには当たらない。
私が驚いたのはその売り上げの方だ。
ニュースによれば、4250本の動画を1本千円から1万円で販売し、6億6千万の売り上げを得たという。
6億6千万といえばとんでもない巨額に見えるかもしれないが、その6億6千万を4250で割れば1本15.5万にしかならない。
1本2000円で販売されていたと仮定すれば、FC2にマージンを引かれることを考えても1本あたりの購入者は100人程度しかいないことになる。
おそらくこの4250の数字にはトリックがあるのだろう。
FC2の動画を見ると1本の動画が前後編に分かれていたり、メイキング映像つき特別版があったりと何本にも膨らませて売られていることは珍しくない。
また、警察が業者のアップロード数を合計して4250件と発表したのであれば、そこには同一の動画を「お値下げしました」の価格改定版も含まれることになる。
したがって販売された実数はこれよりかなり少ないこととは思う。
ただ、実数が4250本の半分だったとしても1本あたりの売り上げは30万、5分の1だったとしても76.5万にしかならない。
実数としても1本あたりの購入者は数百人止まりだ。
以前(2020年9月)の日記にも書いたが、FC2など動画のネット販売は1本2000円前後で売れるのは平均数百部だそうだ。
この情報のソースは今でも不明だが、今回の事件でこの情報は正しかったことが立証された。
売れ行きが伸びないのは発売と同時に不正コピーが出回り始め、それを食い止める手段がないからだ。
1本2000円のAVを数百人が買い、売り上げは数十万円、それでもペイできるようなAVを製作する、これがAVネット販売のビジネスモデルだ。
出演者、撮影スタッフを最小限に抑え制作コストを削減、最も理にかなっているのは「援交もの」、このためAV業者は援交ものを競って製作することとなる。
現在のFC2を見れば一目瞭然である。
現在ネットで無修正AVが無料で見られるのはこのビジネスモデル(と中国あたりの不正コピー屋)のおかげだ。
だがこのビジネスは長続きしない、これは誰が見ても明らかだ。
日本のAVが今後どうなって行くのか、あまり想像したくない状況になってきた。
※ 写真はいずれもAV検索サイトのキャプ画
コメント
2021/03/09 16:34
2. >>1 ウルオさん
こんにちは
その通りですね。
そのおかげで無料の動画が次々と出回ってくるのですが、私のように無料で出回ってくるAVだけを見られればいいという人が増えてこないか気がかりです。
返コメ
2021/03/09 13:49
1.
ビジネスっていうのは難しいですよね
利益が少なくてもキャッシュフローさえあればいいという
自転車操業でもビジネスは成り立つわけですから
(ニヤリ)
返コメ