むかしばなし ~ 「見切り品」の少女
50代後半  北海道(道央)
2021/12/06 20:43
むかしばなし ~ 「見切り品」の少女
前回の日記を書いていて一人の少女を思い出した。

今から15年前に2度ほど会った女の子だ。
初回は私が提示した別2、貧乳ではあるが贅肉のないスレンダーボディ、エッチは淡白だったがそれなりに満足できたと記憶している。

ややしばらくして私が募集を出したときに彼女からメールが来た。
彼女は決して悪くはないがもう一度会いたいというほどでもなかったので、私は「今回は遠慮します」と返した。
彼女からまたメールが来た。
「条件下げてもいいからお願いします」
私は興味本位に希望を尋ねてみた。
「7千円でどうですか?」
当時としてはエッチするだけでも破格の条件だったので私はまた会うことにした。

二度目だったこともあり、彼女は闊達によくしゃべった。
「私、もともと見切り品なの」
これを皮切りに彼女の身の上話が始まった。
真偽は確かめようがないので、話半分くらいに考えて読んでほしい。

彼女は札幌から2時間ほどの小さな町で生まれ育った。
中学のころから近隣の男を相手におこづかいを得ていたという。
彼女が言うには「町に高校がなかったから」高校には行かなかった。

彼女は中学を出ると地元でバイトしながら援で稼ぐようになった。
「最初はすごくよかったんだよ。3万とかくれる人もいて…」
彼女の噂は口コミで広がり、彼女は次から次へとお相手を獲得した。

だが好調は長続きしない。
「100人くらいは会ったかな。でもね、2度め3度めでだんだんキツくなってさ」
半年もせずに援のお誘いは急速に減り、自分からお誘いをかけることになった。

ただ、営業作戦も2度3度は通じない。
そこで彼女は値下げすることにした。
「でもね、2をイチゴ、イチゴを1にしても反応いまいちだったんだよね」

「それでね、2をゼロ7、イチゴをゼロ5にすることにしたの」
「これだとほとんどの人はまた会ってくれたの。私、自分を見切り品にするの上手でしょ?」
たしかに、私もそうだったがいきなり半値以下になれば思わず手が出てしまうものだ。

彼女は地元にゼロ3~ゼロ5の定期さんがいるが、誰とも会えないときは札幌に出稼ぎに来ているという。
彼女の住む町から札幌へは片道2千円、ネカフェで夜を過ごすのでゼロ7が採算ラインでもあったらしい。
私もゼロ7なら定期にしたいと思ったが、会えたのはこれが最後だったのでその後はわからない。

さて、前回の日記を書きながら思ったこと。
食べ頃を過ぎた果物や野菜、弁当や惣菜のタイムセール、これらは2~3割引で売られている。
生活必需品なので少し値下げすれば需要を引き出せるのだ。

一方でアニメのキャラクターグッズなどは番組が終了すれば需要は激減する。
古い記憶だが、仮面ライダー電王が始まったとき前作「カブト」の変身ベルトが980円でワゴンセールされているのを見たことがある。
たしか定価は4~5千円だったと思う。
流行や好みで選ばれるものは機を逃すとそのくらい大幅に値下げしなければ買い手がつかないものだ。

おそらくFC2などの販売動画、もともと1980円で売られていたものが300円で叩き売りされるのはそういうことなのだろう。
1980円~1280円~980円~と段階的に値下げされたのか、一気に値下げされたのか、それはわからない。
需要と供給のバランスがもたらす市場価格がそこで成立した点では同じだ。

出会いサイトでは条件が合致しなければスルーされておしまいなので、一発で合意を取りつける必要がある。
彼女の6~7割引の値下げ作戦はおそらくその試行錯誤の中で習得したものなのだろう。
それにしてもこの経験則が趣味、嗜好品における市場原理にピタリと一致するのは大変興味深いことだ。

※ 写真は彼女、細すぎるので抱き心地はよくなかったが、写真には映える
コメントする

コメント

50代後半  北海道(道央)

2021/12/08 9:07

2.  >>1 成歩堂 龍一mk2さん
おひさしぶりです。

この当時ハメ撮りした写真も半数くらいは今でも大切に保存してます。
日記のネタがないときにポツリポツリと蔵出ししようかと考えてます(^^;;

40代半ば  東京都

2021/12/08 1:37

1. よく写真が残ってましたね!(笑)

むしろU助さんに軽い感動を……

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…