消耗戦に突入している日本のAV
50代後半  北海道(道央)
2022/01/01 18:11
消耗戦に突入している日本のAV
前回の日記の続きを書いているうちに年を越してしまった。
ということで…

皆さま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

すっかり冬眠モードに入っているU助である。
アダルト活動といえばAV鑑賞程度、まとまって暇な時間ができると無料サイトからせっせと動画をダウンロードしている。
前回の日記に書いたアAV業界の危機に関しては私は間違いなくそれに加担している側にいることになる(^^;;

私の利用する動画サイトで2ヵ月ほど前からSODという大手AVの無修正流出版が出回るようになった。
ニュース記事によればダークウェブにデータを抜き取られたようなことが書かれている。
私が入手したのは紗倉まな、唯井まひろ、戸田真琴あたりだが、もともとAV女優自体にはあまり関心がないので紗倉まな以外は初めて知った名前だ。

流出ものは未編集段階のデータも含まれ、動画がストーリー順でなかったり、照明機材やスタッフが写っていたりする。
男優さんはゴムを装着しているのだが、エッチの後で抜くと中からちゃんと白濁液が出てくる。
中出しの舞台裏がはっきりわかるのは興味深い。
こんな流出動画が出回ればただでさえ苦境のAV業界がますます厳しいことになってしまうことだろう。

さて、現在のAV業界の苦境は自社商品の不法コピーが出回っていることも一因だが、それだけではない。

今のAVはネットのダウンロード販売が主流だが、その中でシェアが伸びているのはFC2などの動画サイトだ。
私が一番多くもっているのもFC2-PPVの「援交もの」、数多く出回っているので入手しやすいのだ。
出演している女性の大部分は無名AV女優だが、有名女優に引けを取らない美形ナイスバディも珍しくない。

ノンフィクションライターの中村淳彦氏によれば日本には約4千人のAV女優がいると言う。
その4千人のうちレギュラーで仕事が入るのは「企画単体女優」と呼ばれる上位15%まで、
残る3千数百人がFC2などの単発動画をまかなっている。

以前の日記にも書いたが、FC2などで発売される動画は発売と同時に中国あたりの海外サイトでコピーが出回り始める。
私が利用する無料サイトでもリリースから2, 3ヵ月でコピー動画が見られるようになる。
無料のコピーが出回れば正規に購入する人はいなくなるので、FC2の販売数は平均数百部にしかならないという。

1本2千円前後の動画を数百部販売してそれでも元が取れるような動画を制作する、これがFC2業者の実態だ。
1本5~6万で無名女優と契約し最小限のスタッフで制作、最も合理的なのは「援交もの」だ。
FC2を覗いてみると1日で10本以上の新作が出ていることもある。

これらの「援交もの」を制作しているのはプロの制作会社だ。
SODのような大手AVメーカーからの受注が激減したので、それを補うために「援交もの」を制作して販売している。
多くのプロダクションが参入しプロの技術を投入された高品質の「援交もの」が販売されているのはこの事情による。

受注に困窮した業者が3ヵ月後にはタダになってしまう動画を数百人に買ってもらうために制作し、
1本5万でも仕事が来るだけでよしとする無名AV女優がそれに応募する、
現在のAV業界はどうも完全な消耗戦に突入しているようだ。

無料で高品質のアダルト動画を鑑賞できるのは鬼畜U助にとってはありがたいことだが、
おそらくこの状況は長続きしないことだろう。
数年先のAVはどんなことになるだろうか。
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