最近、少しだけ出会いが好調なSD爺のＵ助である。
身の丈に合わせて妥協点を下げているからこそ出会いが持続可能となっているのだ。

さて、最近の札幌アダルトは完全に二極化してしまっているようだ。

「ルックスには自信あります」と美しい写メを載せて「私は最低２からですよ」と高値を譲らない女性たちがいる。
一方で「体型気にしない人」「格安です」と１前後、ときにはそれ以下で相手に応じる女性たちもいる。
このような状況ではどちらかに的を絞る方が出会いはやりやすい。

ここでドケチなＵ助は当然ながら格安路線に的を絞ることにした。
格安路線を行く女性はルックスに難のある女性が多いが、必ずしもそればかりではない。
サイトの一巡効果で相手を得るのが難しくなり、条件を下げて頑張っている女性もいる。

すると当然ながら、私のメールボックスはたちまち炎上することになった。
かわいらしい写メ、「スタイルには自信あります」のような女性たちにメールするのは避け、写メなし、体型空欄のような女性ばかりをターゲットにしたのだが、それでも山のように怒りの返信が来る。

「冗談きついです」
「エッチするにも最低２ですよ」
「それで会えると思ってるんですか！？」

おそらく返信をくれた女性の多くは「最低２」の女性だったのだろう。
そこに「ハメ撮りイチゴ」のお誘いをかけたらどうなるか、予想通りと言えば予想通りだ。
「それで会える」女性もいるのだが、ここで争ってもしかたがない。

私は嘲笑と罵倒をありがたく拝受しつつ「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」物量作戦を続けることにした。
メールボックスが非難轟々で炎上するつれ少しずつ出会いも増えてきた。

中には「撮影でそれですか…(ため息)」と言いながら、なぜか「いいですよ」とOKしてくれる女性もいた。
会ってみると平均並み以上のルックスで被写体には十分だった。

そして先月は「デブスの私でいいなら別イチで撮影でもなんでもありです」というダウン提示の女子まで現れた。
前に会った女子が条件を下げてくるのは珍しくないが、初見で自分から条件を下げてくる女性は珍しい。
日記を見返したところ前回は2015年、実に8年ぶりのことだ。
会ってみるとデブ専化した私の許容範囲を外れるほどだったが、愛想がよくそれなりに楽しい時間を過ごすことができた。

「お食事だけで１マン」という女子がいるご時世だから、「エッチは２から」の女性がいるのは当然のことだろう。
そして、「最低２です」女子も「私ならイチで」女子もおそらく業者さんだ。
人気女子は高狙い、不人気女子は数で稼ぐ、どちらも業者さんらしく徹底している。

高狙い女子が存在できるのはそのお相手をする男性がいるからだが、その話を聞いた友達が入ってくることが期待できる。
格安女子が存在できるのは私のようなドケチ男が一定数必要だが、今のワクワクにはその一定数がいるのだろう。
掲示板自体はいつもの顔ぶれであまり変わり映えしないのだが、内情は少しだけ活況になりつつあるのかもしれない。