もらいっ子ではないのに両親とも実の親じゃない女の子
「私ね、もらいっ子ってわけじゃないけど、両親とも実の親じゃないの」
これはなぞなぞの第3問…
…ではない。
これはエッチの後ピロウトークで聞いたお話。
もともと彼女はシングルマザーの子どもとして生まれ、実の父親は顔も名前も知らない。
実の母親はかなりヒステリックな性格だったらしく、彼女には叱られて殴られた思い出しかない。
彼女が3歳のとき母親が結婚し彼女に「お父さん」ができた。
「お父さん」は彼女に優しく彼女は実の母親以上に「お父さん」が好きだった。
だが幸せは長くは続かない。
彼女が小1の秋、夫婦喧嘩のあげく実の母親が家を飛び出してしまった。
母親とはそれっきりで今も連絡が取れないとのこと。
「お父さん」は自分になつく先妻の娘を施設に入れる気にはなれず、
彼女を引き取って自分の両親と暮らすことになった。
彼女には「お父さん」の他に「おじいちゃんとおばあちゃん」ができた。
「この時期が私にとって一番幸せだった」
「毎日家に帰ると『おかえりなさい』って」
彼女にとって待っている家族がいたのはこの時代だけだったらしい。
その彼女が小4のとき「お父さん」が再婚することになった。
彼女も「お父さん」について新しい家庭に入った。
残念ながら新しい家庭は彼女にとって幸運なものではなかった。
「お父さん」の後妻はもともと夜の女で一緒に暮らすようになった後もときどき他の男に会いに出かけていた。
彼女はそれをたしなめるが継母は聞き入れない。
彼女はせっかく手に入れた家庭を壊したくなかったので、父にそれを伝えることはなかった。
新しい家庭には後妻の連れ子がいた。6つ年上の男の子だ。
残念ながら、今度は彼女に「兄」ができた、というわけではなかった。
この「兄」は彼女につらく当たりまるで物のように扱っていた。
不幸はさらに重なる。
今度は「お父さん」がその家を出て行くことになった。
彼女は「お父さん」について行きたかった。
だが、それはかなわなかった。
理由は話さなかったので詳細はわからない。
彼女は継母とともに家に残された。
本当は「お父さん」と一緒に暮らすのがかなわないなら「おじいちゃん、おばあちゃん」と一緒に暮らしたかった。
だが、当時すでにおじいちゃんはこの世になく、年金暮らしのおばあちゃんに身を寄せる負担を考え、彼女は言い出さなかった。
しばらくして「兄」は就職のため東京へ行き、彼女の悪夢はひとつ解消された。
けれど、その時にはすでに彼女は大きく道を外れていた。
継母は売春で生活の糧を稼ぎ、いつしか彼女もそれを継いで生業とするようになった。
彼女は継母に感謝しつつ、一方でそんな継母が嫌いだった。
「私ね、いつかまたお父さん、おばあちゃんと一緒に暮らしたいなぁ」
「ただいまぁ、って言いながら家に帰りたいよ!」
彼女は話しながら涙を流した。
「例え血はつながってなくても私にとって本当の家族、宝ものなんだよ」
私は会うのは3度めにして初めて彼女の心に触れた。
彼女の心の強さの源はここにあったのだ。
例え割りで会う女の子であれ、女の子にはみな心がある。
彼女は兄と呼ぶべき男に処女を奪われ、その友人たちにあてがわれ人生を狂わされた。
それでも彼女の心は折れていなかった。
そう、彼女とは前の日記のユミ、これがさっきのエロ日記の後編である。
血はつながっていなくても強い心の絆で結ばれた家族と暮らす夢、
夢を持ち続ける限り心は折れない。
私はこれほど心が清く芯が強い女の子と他に会ったことがない。
彼女とはこのときを最後に会っていない。
調理師の学校を出て就職が決まったという。
ユミはまもなくサイトを去りその後の消息はわからない。
私は彼女が今幸せに暮らしていることを祈るばかりだ。
コメント
2014/07/16 0:05
8. >>7 Wバフェットさん
こんばんは
少し誇張グセのある女の子だったので、この前編の方はかなりマユツバですが、話し振りから考えてこのお話はほぼ彼女の実体験だと思います。
割り切りをする女性は子どものころに悲惨な性体験をしている子がかなりいますが、境遇を考えると将来それを生業にするのは理の当然かもしれません。
西洋や中東では売春窟=貧民窟として反社会勢力の温床と見なされたため売春が禁じられたのに対して、日本では女性保護の見地から売春が禁じられた、この違いが現在の日本の貧困女性をさらに窮地に立たせている、とも言えますね。
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2014/07/15 23:38
7. 感動いたしました。
両親を選べない子供達。母子家庭や両親に愛されずにそだった子供達、往々にしてその両親も不幸な子供時代をすごしていることが多いわけですが。
そういう子達が生きるために風俗や割り切りなどによって生きるためにお金を稼ぐのはやむをえないですよね
ただでやろうとしたり輪姦レイプしたりするようなイカレ馬鹿男達はそれこそ最低ですが
その問題の根源が貧困であり、連鎖遺伝する貧困はつきつめると、お金の発行システム。そこについては相当調べたことがあります
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2011/05/16 6:31
6. >〓バビ〓みぎわサン
似デス
さん
コメントありがとうございます。
私も彼女の幸を願っています。
返コメ
2011/05/16 6:30
5. >RIZEさん
コメントありがとうございます。
この子の過去はさらに厳しいものでしたが、「お父さん」「おばあちゃん」を思う気持ちがこの子を強くしているのだと思います。
私も彼女の幸運を願っています。
返コメ
2011/05/16 0:29
4. ユミちゃんに幸あれ
返コメ
2011/05/16 0:09
3. ユミに更に辛い過去があったとは…
折れない
染まらない![[exclamation]](https://img.550909.com/emoji/ic_biccuri.gif)
![[!!]](https://img.550909.com/emoji/ic_biccuri02.gif)
身体は輪姦や援助交際で汚れてしまったかもしれません。
しかし、彼女の心は汚れない
…家族の温もりを取り戻していて欲しいですね
返コメ
2011/05/15 22:45
2. >あいこ(仮)さん
コメントありがとうございます。
本当にその通り。家族の絆を超えられるものはないですね。
返コメ
2011/05/15 22:42
1. お話しの続き書いて頂きありがとうございます。
その子の話しが真実なら大変に辛い過去ですね。
人は何か目標があれば艱難辛苦を乗り越えられるのかもしれません。
その子の強さは家族がキーワードなんですね。
いつか自分が主の家族というものを作れるといいなと思います。
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