私は大学２年のころ｢女子高生ｷﾗｰ｣のあだ名で呼ばれていた｡
思い返せば私は高校時代には｢ﾀﾞﾐｱﾝ｣と呼ばれ､
他の大学時代には｢ﾄﾞﾗｲｱｲｽ｣､｢原子力潜水艦｣､
就職しては｢ﾉｰﾃﾝｷ坊や｣とろくなあだ名で呼ばれたことがない｡

話は飛ぶが､女の子とﾃﾞｰﾄするにはお金がかかる｡
今の物価に換算しても
｢居酒屋で食事｣～｢ｼｮｯﾄﾊﾞｰでちょっと会話｣～｢次回へ続く｣
のｴｺﾉﾐｰｺｰｽで7～8千円､東京ならこれだけで１万以上か｡
で､
｢前回の続き｣～｢お食事｣～｢ｶﾗｵｹﾎﾞｯｸｽ｣～｢ﾎﾃﾙ｣
（ん…!?　ｶﾗｵｹﾎﾞｯｸｽとﾎﾃﾙはどうつながるんだ　？）
と､ここでさらに１万数千円､合計２万以上の出費が必要だ｡

もちろん最初のﾃﾞｰﾄで｢食事｣～｢ｶﾗｵｹ｣と連結させてもいいのだが､
多くの場合女性はｶﾗｵｹﾎﾞｯｸｽへのお誘いに対する深い洞察力をもっているので
うまくはいかない｡

さらにはﾃﾞｰﾄした女の子全員をものにできるわけではない｡
私の場合１対１でﾃﾞｰﾄした女の子の中でｴｯﾁできたのは全体の４割くらい､
1/3よりは多いが半数には達せず､というあたりだが､
たぶん平均的な男性よりほんの少し戦績はいい方だと思う｡
（もちろん男女のつきあいはｴｯﾁだけで考えるべきではないがここでは簡略化した）

つまり､100％ｴﾛ目的として費用対効果で考えれば､
女の子をﾃﾞｰﾄに誘いｹﾞｯﾄするには１人当たり４～５万､手際が悪ければさらに必要になるのだ｡


月8万の仕送りと月4～5万のﾊﾞｲﾄ収入で生活していた私にはこの出費はかなりきつかった｡
そこで､というわけではないが､これに比べるとKFCくらいで喜んでくれる女子高生の方がﾃﾞｰﾄに誘いやすかった｡
かくして私のﾃﾞｰﾄの相手は高校生が多くなり､
私はいつでも制服の女子高生を連れている怪しい奴､
ということになってしまったのである｡

非援で､というより正攻法で女の子をｹﾞｯﾄするのに必要な出費はｻｲﾄでも同じである｡
１人当たり４～５万､と考えればｴｯﾁすることだけを目的にするなら｢割り切り｣のほうがはるかに安上がりだ｡
世の中の男はどれほどこのことを知っているだろうか｡

むろん割り切りとそうでない出会いは全くの別物､こんなことは誰だって知っている｡
問題はその動機だ｡
いくら経費がかさんでも純粋に恋の駆け引きを楽しみたいのならそれは素晴らしいことだ｡
けれど､単に女性に対価を払うのがもったいない､という理由であれば多くの場合もっともったいない結果が待っている｡

割り切りの出会いには予算が足りないので､という発想は論外だ｡

さすがに現行法下のこの時代では女子高生をﾅﾝﾊﾟするのはあまりおすすめできない｡
けれど､20歳前後の学生などはﾅﾝﾊﾟでうまく釣れれば数千円の元手でｹﾞｯﾄすることも夢ではない｡

ﾎﾟｲﾝﾄを買う金にさえ不自由しているような若い男であれば､
男が群がるｻｲﾄにこだわらずに外に繰り出すほうが絶対にﾁｬﾝｽが広がることと思う｡