日本一のがっかり観光地
先週YAHOOのHPで「日本最強のがっかり観光地」という特集記事を見かけた。
もしや…と思いのぞいて見ると予想通り「札幌時計台」だった。
「写真で想像していたよりもずっと小さくてがっかり…」というのが理由らしい。
札幌の時計台はもともと町のシンボルなどとして建てられたものではない。
明治時代に札幌農学校の演武場(柔道などの練習室)、木造2階建ての屋根に時計小屋を載せただけのものだ。
それが歌や小説などに使われるうちに知名度が上がりいつのまにか札幌のシンボルの一つになってしまった。
いくらシンボルとはいえ所詮は木造2階建て、街の中心街にあって昼間はビルの谷間に埋もれている。
下から見上げる時計台の写真を見ると荘厳な建物を想像してしまうが、これはその構図で取らなければ背後のビルが写ってしまうからだ。
かくして荘厳な「時計台」を想像してやって来た観光客は木造2階建ての時計台を見てがっかりする。
旅行会社などは時計台のそんな実像を知っているから、北海道周遊旅行などでは時計台は一瞬立ち寄るだけ、
取りあえずノルマ達成のためだけに2階建てのバスで時計台の前に1分間だけ停車し写真を撮らせる、
2階建てのバスから見る同じ2階建ての時計台に情緒などあるはずがない。
こうして札幌時計台は「日本一のがっかり観光地」の不名誉な称号をちょうだいすることとなった。
札幌市民として、札幌時計台はひとつの街のシンボルとしては悪くないと思う。
今でも正時を告げる鐘をたまに聞くと昔から変わらない札幌を感じる。
そう、時計台は本来観光客のためのものではない、札幌市民のための郷愁なのだ。
そんなわけで札幌時計台は観光で訪れるのはおすすめできない。
それでももし時計台を見たいと思うなら夜に訪れるのがよい。
昼間はビルの谷間に沈む時計台も夜にはライトアップで浮かび上がる。
まわりのビルも目障りにならない。
夕食の後の腹ごなし、飲んだ後の酔い冷ましなど少し散歩がてらに立ち寄る、
そういう気持ちでふらりと行けばがっかりすることもなく少しは満足できるだろう。
コメント
2011/09/17 13:16
3. 昼間バスの中からしか見たことなかった![[冷や汗]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_csweat.gif)
今度、夜の時計台 ほろ酔い気分で見てきます
返コメ
2011/09/17 13:06
2. >ごんさくさん
ありがとうございます。
20年前と比べると札幌は駅周辺が別の街のようになってしまったので、もしかすると時計台を見てやっと変わらぬ札幌を感じるかもしれません。
北の海の幸はこれからの季節が特におすすめです。
機会がありましたら是非北海道にまた来てください。
返コメ
2011/09/17 12:43
1. 20年前の記憶がよみがえって来ました。
がっかりした一人です。でも、海の幸とか美味しかったよ!
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