私は日曜の夜、札幌に帰ってきた。
日曜日の東京は27℃、札幌の人間にとっては真夏の暑さだ。
札幌に帰りついたときの気温は9℃、上着の上にコートが欲しくなる寒さだ。
いつものことだが、秋から冬にかけては本州から札幌に戻ると陽光から遠ざかってしまったようなさびしさを感じる。
出張は帰った後のほうが忙しい。
留守にしていた間の仕事が山のように積み重なっている。
これは東京出張編最後の日記が遅れた自分への言い訳…
日曜日、10年ぶりくらいに浅草に行った。
目指す「芋ようかん」と「あんこ玉」、七味唐辛子を買い、浅草寺にお参りした。
無節操な私は寺社へ行けば仏教徒になり、12月になればキリスト教徒になるのである。
境内を歩くうちに猛暑に打たれ汗だくになり門の横の休憩所で一休みすることにした。
私がベンチに腰かけているとすぐ横から悲鳴が聞こえた。
3人連れの女の子が何やら騒いでいる。
見ると真ん中の女性の肩に緑色の虫がはっている。
チャンス到来…
![[!?]](https://img.550909.com/emoji/ic_question.gif)
だが、私が取ってあげようとその女の子に近づいた瞬間虫は地面に降りた。
よく見るとオオカマキリだった。体長は10センチくらい、かなり大きい。
オオカマキリは札幌には自生していないので私にとって見るのは初めてだった。
バッタのように飛んで逃げると思ったら縁石の上で迷子のようにキョロキョロするだけでどこへも行けずにいる。
私は落ち葉にのせて草むらまで連れていってあげようと思い、近くの落ち葉をカマキリの前に差し出した。
カマキリは落ち葉にはのらず、なんと私の足に上ってきてズボンにしがみついた。
すぐにどこかへ行くと思ったが、カマキリはしがみついたまま動かない。
「私のお目当てはキミじゃなくキミがのっていた女性たちのほうだったんだよ…」
オオカマキリはなおも私の足に抱きついている。
「まあオオカマキリに愛されただけでもよしとしよう…」
私はカマキリを足にのせたまま近くの草むらに移動し、そこで放してあげた。
わずか5分ほどのデートではあったが、これは今回の出張で一番の思い出かもしれない。
オオカマキリ君、ありがとう。
10/24 追記
カマキリの仲間でもコカマキリは北海道にも普通に生息しているようです。
オオカマキリはまず見かけませんがネットで調べた範囲では北海道も生息圏内にはあるようで「全く存在しない」とまでは言えないようです。
厳密には「オオカマキリは北海道ではまず見かけることがなく、道民にはなじみの薄い生き物」と訂正しておきます。
コメント
2011/10/27 21:06
19. >里∂_∂香さん
返コメありがとうございます。
頑張ってください。
返コメ
2011/10/27 20:50
18. ※有り難うございます
そうですね
会ってみる事が大事ですね
返コメ
2011/10/24 10:35
17. >チュンチュンすずめ〓さん
コメントありがとうござます。
そうですね。首をもちあげたり左右に動かしたり、人間の動作に似ていますね。
このカマキリ君は私の足を昇ってくるしぐさがとてもかわいかったですよ。
返コメ
2011/10/24 9:44
16. カマキリって 人間みたいな動き しますよね。
首の動かし方が好き
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2011/10/20 14:00
15. >とおる
いつも疲れてふらふら
さん
こんにちは
私にとって子どものころの憧れはなんといってもカブトムシでした。
同じ仲間のノコギリクワガタなどは庭で捕まえられる程度の存在だったのに不思議なことです。
カマキリも一度本物を見たいとつねづね思っていましたが、浅草のような都心部でまさか見かけるとは思わず驚きました。
返コメ
2011/10/20 13:52
14. >一堂くんさん
そうですね。
北海道にいるとキタキツネやエゾリスのように北海道にしかいない生き物に会えるという面もありますね。
ヒグマさんにはあまり会いたくないですが…
北海道にもアブラゼミはいます。夏に円山や旭山に行けば捕まえることもできますよ。
セミは気温に応じて鳴いたり鳴かなかったりするのか、雲から日差しが出て暑くなってきたときに一斉に鳴き始めることがあります。
本州でもそうなのかどうか…ちょっと不思議な夏の風物詩です。
返コメ
2011/10/20 13:31
13. こちらにいませんからねぇ
子供の頃の憧れの昆虫です
返コメ
2011/10/20 12:29
12. >U助さん
解説有難うございます。
なるほど…これだけ気候が違えば、むべなるかなという感じですが、そのぶん本州にはいない生物も多いですからね。
外来生物に対する規制も北海道は厳しいようですし。
ただ、夏に蝉の声が聞こえないというのは、本州から来た人間にとっては、ちょっと寂しい気がしますね。
返コメ
2011/10/20 10:45
11. ついでに…
鳥類ではツバメ、ヒバリ、ほ乳類ではラット(ドブネズミ)、モグラなども北海道では見かけません。
子どものころはテレビでおなじみの生き物の中に日常見る機会のないものも多く、子どもながらになにか隔絶感のようなさびしさを感じたこともありますね。
返コメ
2011/10/20 10:37
10. >一堂くんさん
おはようございます。
気候の違いのせいか特に昆虫類は北海道にいないものが多いですよ。
カマキリ、カブトムシ、ゴキブリ、ツクツクボウシ、ヒグラシ、ミノムシなどお話にはよく出て来るのに北海道では見られません。
カブトムシなどはペットが野生化したものがいたりゴキブリは地下街や飲食店ビルなど年中温度が一定以下にならない環境にはいますが、
ゴキブリなどは体長1cm以下で幅も細く本州のゴキブリとはまるで違う生物のようです。
返コメ