鳶(トンビ)
トンビは我々日本人にとっては最も身近な猛禽類(ワシ、タカ目)である。
ピーヒョロロと甲高い声で鳴き山の裾野を舞うように飛ぶ、誰でも見たことがあるだろう。
人里近くにも住み人の残飯なども食糧とし、ときには人のもっている食べ物を狙うこともある。
3年ほど前に私も七里ケ浜の海岸で手に持っていた食べ物をトンビにかっさらわれたことがあるが、背後から音を立てずに高速で襲って来るため防ぐのは難しい。
私が中学のころ住んでいた田舎町は家の前が広大な農地になっており、よく窓の外をトンビが舞っていた。
よく観察してみるとトンビは空中ではほとんど羽ばたかず、風を受けると風に流されながら風向きに頭を向けヒラリと舞い上がる。
まるで人間が操作する凧(タコ)のような動きだ。
ある程度舞い上がるとそこで旋回しながら餌を探し、餌を見つけるとそこから急降下して餌を捕まえる。
急降下するときも羽ばたくことはなく、羽をたたんで自然落下しながら尾羽だけで進行方向を調節する。
そして地面の直前で翼を広げてUターンしながら獲物を捕らえ、そのままスピードを生かして反転上昇して行く。
鳥は羽ばたくと音で察知されてしまうので、この急降下は狩りには最も適した方法なのだろう。
自分では羽ばたくこともせず風任せに空を舞い、落下速度で狩りを行うトンビは何ともものぐさな鳥に見えるが、逆に考えれば自然の力を最大限に生かし省力化に徹した合理的な鳥とも言える。
この生態はトンビに知恵があるからではなく実は単なる本能的習性によるものなのだが、そのライフスタイルに私はなんとなく憧れを感じるのだ。
トンビのように風の吹くまま居場所を移動し、獲物を見つけたら羽をたたみ自然落下に任せて獲物に向かって急降下、そんなスタンスで日々の人生を送ることができればどれほど幸せだろうか。
鎌倉や江ノ島のトンビは人に慣れているのか、人のすぐそばを平然と飛び交うのでその分間近に観察できる。
私にとってトンビの舞う姿は見飽きることがない。
明日からの東京出張は桜が絶望的になってしまったので、時間が空いたらトンビウォッチングにでも出かけるとするか…
コメント
2013/04/11 13:35
6. >裏 《ローターがカビていました》さん
こんにちは
トンビは近くで見ると顔つきはワシ、タカと変わらないのでかっこいいですよね。
円山動物園の鳥だとワシミミズクなども精悍な顔立ちをしていますね。
ところで油揚げの話は明日からの東京で狙ってみたいと思います。
ただ、東京は女性の書き込みの数が多いので、トンビではなくB52になって絨毯爆撃を展開するほうが勝算が上がるでしょうね。
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2013/04/11 13:26
5. >一堂くんさん
こんにちは
タカの仲間は動物界随一の視力の持ち主だそうですが、識別眼は大したことないようです。
ウサギあたりと勘違いしたのか、風に舞う紙袋を颯爽と捕まえるトンビを子どものころ家の窓からよく見かけました。
私は視力も識別眼もトンビの足元にも及ばず、一堂さんあたりから少し分けていただきたいところです。
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2013/04/11 13:09
4. >うるおさん
こんにちは
これは先日のトンビ作戦から思いついたトンビそのもの日記でした。
私はトンビという鳥が大好きなのです。
期待外れですみません。
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2013/04/11 12:18
3. ワシ、タカは動物園でしか見たことないけど
トンビは確かに身近な「カッコ良い」鳥ですね^^
ところで油揚げの話は・・・笑
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2013/04/11 9:53
2. 数百メートル上空から地面の野鼠を見分けられるそうですから、観察眼も優れているのでしょうね。
やはり何事にもスピードと観察眼は重要、ということなのでしょう(笑)
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2013/04/11 9:35
1. どこまで読めばトンビ作戦に繋がるかと
期待してたのに(笑)
久々のアカデミックU助さんで
嬉しいです
(ニヤリ)
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