出会いサイトの衰運 1 ~ 多様化する出会いメディア
ワクワクの掲示板が一時期より閑散としてきているのはどうも札幌だけのことではないらしい。
東京でも他の地域でも同様の傾向にあるようだ。
他の出会いサイトでもやはり人の出入りが少なく閑散としつつある。
まずここで私が経験した最近の動向を振り返ってみる。
サイトに出入りする女性の数は掲示板を見ればわかる。
男性の数は女性の書き込みを読んだ人数を見ればわかる。
札幌地区で男性が減り始めたのは2010年ころだったと記憶している。
翌2011年にはそれが顕著となり返信ゼロの女性が目立つようになった。
そして女性が減り始めたのは昨年の秋ごろからだ。
今年は誰が見てもわかるほど女性の書き込みが激減している。
原因としてはSNS、ツイッター、LINEなどメディアの多様化による競合や近年の出会いサイトに対する規制強化などいくつか考えられる。
これを以下に少々考察してみる。
LINEやカカオなど無料通信アプリはこれらの通信アプリは今が華のメディアであるため、ある程度の人がこれに移行したのは事実だろう。
ただ、通信アプリはもともと見知らぬ同士を巡り会わせるために設計されたものではなく、ここで出会いを求めるなら道行く人に片っ端から声をかけるような労力が必要だ。
MixiなどのSNSは今も出会いサイトの競合メディアであると思う。
出会いサイトが即物的な出会いに向いているのに対してSNSは相手を慎重に吟味したい人に向いている。
おそらくSNSを横目で見ながら出会いサイト側が打った対抗策がこの「日記」機能だ。
だが、ワクワクを利用する男性のうち日記を書いている男性は全体の10人に1~2人程度に過ぎない。
そして男性の約半数はプロフにさえ何のアピールもしていない。
コミュニケーションツールであるSNSでは自己をアピールしなければ話にならない。
つまりワクワクを利用する男性の半数はSNSに顔を出しても何も得られないということだ。
SNSは今から5年ほど前から隆盛となってきたが、現在Mixiが経営再建に躍起になっているようにやはり下り坂だ。
そして、Mixiがピークの2010年当時ワクワクにはまだ十分な賑わいがあったことはこの両者の競合が大きくなかったことを示している。
他のメディア、プロフサイトやツイッター、フェイスブックなどいわゆる自己発信ツールはどうだろうか。
最近ユーザーがどんどん増えており、ユーザー間でリアルタイムのやり取りも可能、出会いサイトの対抗メディアとして実は最も有力なのがこれだ。
年齢のハードルが低いこともあり一昨年にはナンバー1の「児童買春」メディアともなった。
だが、多くのユーザーは新しい出会いなど求めていない一般人であり、企業や自分のお店のPRにも使われる汎用メディアだ。
覗いてみればすぐにわかるがここで出会いを求めるにはやはり途方もない労力が必要だ。
話が長くなるが、ここで考えるためのヒントを出す。
競合には「排他的競合」と「非排他的競合」の2種類がある。
例えば、ホテルやコーヒーショップ。
これは近くに2つの店舗ができれば排他的競合を起こす。
客は2つの店を同時に利用することができないからだ。
過当競争になれば必ずどれかはつぶれる。
逆の例はスーパー、近くにあれば当然競合を起こすがこれは「非排他的」である。
客は「肉はA店で買い野菜とティッシュはB店で買う」のように両者を同時に利用できるからだ。
一方が他方よりも品揃いが多い上に安いのように歴然とした差があれば劣る方はつぶれるが、多くの場合は客の奪い合いをしながらなんとか共存している。
小さな地場スーパーの隣に巨大なショッピングモールが出店してももとの地場スーパーがちゃんとやっていけるのはこのためである。
本題に戻る。
現在の多様化した出会いメディアの間に生じるのは「非排他的競合」のほうである。
LINEを始めるからといってワクワクをやめる必要はない。
同時に両方をすればいいだけのことだ。
出会いの場、メディアの多様化は現在の出会いサイトの衰運の一因となっているだろうとは思う。
しかしながら上のように順に考えてみればいずれの対抗メディアも出会いサイトに対するアドバンスをもっているとはいえない。
そして非排他的競合であれば競合相手に圧倒的な劣勢でなければ短期間で急激に客が減ることはない。
したがってワクワク掲示板が閑散としてきたのは必ずしも競合のためばかりとは言えないのである。
コメント
2013/10/19 20:39
4. こんばんは(^o^)/
SNSやline(ガラケーで無理)は利用したことないから解らないですが前に他サイトを利用したことありますがワクワクの方が扱いやすいのと日記を書き出してから殆どワクワクだけになってます。
アダルトの掲示板は、業者や援交常習者殆どで新鮮さに欠けてピュアの掲示板は、心を欲しがる女と体を欲しがる男とのギャプ
男女の考え方の違いと新鮮さで利用者が減少したような気は、します。
男も募集している人は同じ人ばかりと聞いたことあります
返コメ
2013/10/19 19:37
3. 私は掲示板をほとんど利用しないので、なかなか上手な論評は難しいのですが、日記を書かれている男性・女性の表現からすると、需要側と供給側の
「値ごろ感」が合致しなくなってきたのかな、と感じます。
例えば割り切りの相場が1万円だったとして、買う側はまだまだ高いと感じ、売る側はこんな安くちゃやってられないと思う。
当然、市場経済ですから、これはどんな商売にも発生することですが、こと出会い系の割り切りに関しては、それが顕著に現れてきているのかな、と。
返コメ
2013/10/19 17:47
2. >>1 ウルオさん
こんにちは
たしかに出会いサイトの黎明期はテレクラやツーショット、伝言ダイアルなどの「通話」メディアとの競合でしたね。
「声」のメディアと「文字」のメディアの競合で文字のメディアが勝利したのは少し不思議な話ですが、それがスピードを重視する時代の要求だったのでしょう。
ツールが何であろうとも人対人のやり取りであることをきちんと認識することが最も大切なのは言うまでもありませんね。
返コメ
2013/10/19 14:58
1.
117での出会いから活用している自分としては
非排他的競合はずっと感じてきています
ここ最近は出会いを強く求めていないので
現況の把握はできていないですが
テレクラから出会い系サイトのときと同じ状況だろうなと推測できます
ただ一つだけ思うのはツールが何であろうとも
最後は人と人なのだから素直さが一番大切だと思います
もちろん失敗や地雷も含めてね
(ニヤリ)
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