無惨どころか不死鳥の美しさ ~ 熊本城
東日本大震災から5年、また日本に大地震の災禍が訪れた。
被災された方々には心からお見舞いを申し上げたい。
先ほど、熊本城の瓦がほとんど脱落して見るも「無惨な姿」になってしまったというニュースを見た。
瓦屋根は屋根に重量物を載せることになるため、台風や洪水など家の壁を横から押す力を上から押さえつけることによって家が崩壊するのを防ぐ効果がある。
台風や水害が頻発する北海道を除く日本で瓦屋根が普及したのはこの事情による。
だが一方で、重い瓦を屋根に載せると地盤が揺れたときには屋根に分銅を載せているのと同じことになってしまう。
地震に対する重い瓦屋根の不利、軽いトタン屋根の有利は阪神淡路大震災で立証済みである。
今回の地震でも映像を見る限り倒壊した家屋は瓦屋根が目立つ。
ここで、その「無惨な姿」になった熊本城は写真を見る限り構造が破壊されているようには見えない。
地震の揺れを倍加させる屋根の瓦が脱落すれば瓦の分銅効果はなくなるため耐震性が高まる。
熊本城は瓦が脱落することによって本体が倒壊することを免れた可能性もあるのではないか。
瓦が脱落したのは多分に偶然のことで、大地震で脱落するように設計されたものではなかろう。
だが、ここには同じ災禍を繰り返さないための重要なヒントがあると思う。
瓦を全て落としながら以前と同じたたずまいを堅持する熊本城に不死鳥の美しさを感じたのは私だけだろうか。
コメント
2016/04/17 8:15
2. >>1 ウルオさん
おはようございます。
もともと地球というのは表層部に固体の殻があるだけの「液体の惑星」ですから、地震が生じるのは理の当然なんですよね。
実際には単にはがれやすい瓦を載せると、今度は地震のときに「瓦の雨」が降ってくることになってしまうので検討課題は多いことでしょう。
熊本城の今後の補修で地震でもはがれない瓦を載せる愚行だけはしないで欲しいものです。
返コメ
2016/04/17 0:47
1.
人間の歴史は
作ることと壊すことを繰り返している
そして壊れることと
作り直すことも繰り返している
阪神淡路・中越・東日本と続いた震災を見てきて
本当にそう思います
きっと今回も作り直されて
U助さんの瓦理論もフィードバックされるんじゃないでしょうか!?
最後に被災された方々に笑顔が戻る日が来ることを祈ります
そして亡くなられた方々のご冥福をお祈りします
返コメ