札幌のアダルト掲示板は一時期に比べ女性の書き込みが少し増加している。
一方で募集に対する男性の返信数は大幅に増えている。
男性の利用者が増大し女性にとっては活況を呈している、これは喜ばしいことだ。

ただ、撮影系などのようなマイノリティは男性が増え競合が生じると苦境に立たされることになる。
「他に会えるアテはないし…」と消去法的にアポを得られることの多い撮影系を「他にもオファーが多い」ときにあえて受ける女性は少ない。
かくして私は空振りを連発して打率が１割を切る惨状となった。

掲示板からメールを送ってダメでも自分から掲示板で募集を出すという手はある。
だがもともと男性のアダルト掲示板を読む女性は少ない。
撮影系の募集など返信ゼロどころか「読み込みゼロ」の方が多い。

それでもこのように八方塞がりな状況の中では何もしないよりはよい。
私は魚がいるかどうかさえわからない池で釣りをするような気分で募集を出し、紅葉散策へと出かけた。

1時間ほど経って予想通り返信はゼロ、私は募集を引っ込めるためにワクワクを開いた。
募集の読み込み数は３、足跡も２人からついていた。
普段の私なら足跡は無視することが多いが、ちょっとした気まぐれでその１人、20代前半の女性にメールを送ってみた。

珍しいことに返信が来た。
やり取りは冗漫でなかなか話が進まない。
普段なら5通目までに話がまとまらないときは打ち切ってしまうことが多いのだが、他にすることもなく10往復くらいやり取りしてやっと話がまとまり会うこととなった。

現れたのは小柄で童顔な女の子、顔立ちはかわいい。
私は合流してホテルに向かった。
闊達によくしゃべる女の子だ。

撮影は経験がないと言い「ヒィー、恥ずかしいィー」と言いながら服を脱ぐ。
が、脱いで慣れるとまた闊達にしゃべり始める。
不思議な女の子だ。

童顔で小顔、貧乳で乳首も小さい。
全体にメリハリの少ない体型で脱ぐと中高生くらいに見える。
エッチは淡白だが、ロリ系好みの私には悪くなかった。

さて、この足跡をたどってメールを送る「足あと迎撃作戦」は以前の日記に書いた「伝言板空襲作戦」とは比べ物にならないほど成功率が低い。
少し考えればわかることだが、足跡だけがついているということは「募集は読んだが返信を送ろうとは思わなかった」ということだ。
タイトルに「撮影希望」と書いておけば、足跡の主は撮影系に興味はあるのかもしれないが、興味本位に片っ端から募集を読んでいるだけかもしれない。

事実足跡の主にメールを送ってもまず9割がた返信は来ない。
たまに返信があったとしても出会いにはまずつながらない。
私が過去200人以上とアポを取った中でこの「足あと迎撃作戦」は数人しかいない。

そんなこともあってこの「足あと迎撃作戦」は決しておすすめできる手法ではなく、事実私もめったに使わないのだが、他に手がないときの選択肢としてはよいかもしれない。