JOKER!
仕事が忙しく、なかなか観れませんでしたが、ようやく『JOKER』、観に行けました。
“悪のカリスマ、JOKERは如何にして生まれたか?”
公開前から楽しみにしてましたが…
期待は裏切らず、色々考えさせられる映画だった。
(これは単にアメコミヒーローものじゃなく、アートの世界ですね!)
いじめ、承認欲求、格差社会、孤独、大衆心理…
まさに今の社会の問題の“縮図”みたいな映画です。
でも究極的にはいつの世も“親と子の繋がり”が一番強いんだと思う。
それは時に愛になり、時に狂気と化す…
『ダークナイト』の故ヒース・レジャーの常軌を逸した“狂気”の演技には圧倒されましたが、今回のホアキン・フェニックスの悲しくも切ない“狂気”の演技は実に素晴らしい。
一連の『BATMAN』シリーズにチャンと繋がるトコもあったりして…
「ん?」ってトコもありますが…
でも、そこも含めてラストは観客に真相を委ねる構成にしたんでしょうね。
観た方と「談義」がしたくなる映画です。
全編通して綴られる音楽も秀逸でした。
名作『タクシードライバー』に感じるものがある方には間違いなくおススメです。