樹間　涼

１日中自宅にいると冷房入れっぱなし
経済的にも、精神的にも喜ばしくないので、どこかでうまくやり過ごせないか。
冷房入れて、MLB観戦と洒落込む予定だったが、大気が不安定なせいか、うまく受信できない。
そう、我が家はNHK BSしか映らないんですが、今日はそれさえ映りません。そうすると予定変更です。
先週は休暇と土日を抱き合わせにしていたせいもあって、近所の温泉施設で日帰り入浴をしたのだが、毎週行くのも憚られる（800円だから、出費としてはそれほどでもないのだが）

別の日には通勤途中にあるオフロード施設を見学がてら、エリア内にある沢から低山を登ってきた。これはこれで爽やかだった。
今週はどうしよう

温泉施設で買ってきた胡瓜がとてもみずみずしくて美味しかった
沢沿いの山がとても涼しくて気持ち良かった
ことを思い出して、以前自転車で自己流山岳サイクリングで良く通っていた山間の渓流沿いの道に行くことに。その近所に道の駅があり、そこで地元の野菜が買えるので、胡瓜を買おうという一石二鳥の名案のはず。

以前は自転車でそこまで行っていたが、この暑さでそんなことをしたら死にかねません。
それに自転車は健康的ではあるのですが、足への衝撃という点では負担が少なく骨芽細胞への衝撃を与えられないため、骨が生成されません。骨の健康という面ではなるべく歩くか、走る方が良いわけですが、走るのはしんどいので歩く方をメインにしています。
などと屁理屈をこねて、現場近くまでは車で移動。
車なら冷房効かせられるし快適過ぎる、と思っていましたが、この暑さは尋常ではないということを忘れていました。冷房効かせていても暑いです。日差しが…。

兎に角、車を止め、目的の川沿いの道へ。
細い道で、車1台がやっと。対向車が来れば、双方が近場の待避所まで車両を寄せないとすれちがえません。また、小さいエリアですが、瓦礫の州があり、大抵キャンプをしています。数少ない駐車スペースもそれらキャンパーに停められてしまうので、道の駅の端の方に駐車させてもらい、そこから歩いて行きます。
近づくにつれ、両側が杉の木が林立し、空気が涼しく、みずみずしくなってきました。
気温は測らなかったけど、暑さとは無縁です。
やっぱり、来て良かった。
森林浴効果で気持ちもやすらぎます。
川に下りられるところがあったので、早速下ります。靴はトレーニングシューズ、パンツもランニングで使用する足首まであるスパッツで来たので、濡れてもすぐに乾くだろうと思って、そのままジャブジャブ川の中へ。
冷たくて気持ちいい。標高が高いわけでもなく、すぐ近くの河川に流れ込むような川なので、特別冷たくはありませんが、涼を取るのには全く問題ありません。そのまま川上に遡上します。と言っても、途中で両側が高くなってしまうことはわかっているので、1つ目の橋があるところまで歩いて、早々に道に這い上がります。歩いているうちに足も、靴も乾き、道を進んでいきます。
川沿いのキャンプやバーベQができそうな箇所を見定めながら進みます。
以前自転車で通っていた時には、ゆっくりできなかったので、当たりをつけて、できれば将来キャンプしてみようかなどと思っているわけです。
この辺りは、徳川幕府に水戸藩が献上する杉を植林していた山なので、今では国有保安林とされ、エリア内には、当然公のキャンプ場はないし、焚火等も禁止です。
キャンパーらしき家族がいた跡を見ましたが、河原の石で直火をしていた様子。炭も片付けずに残っています。
河原の石で組んだ土台は、冷えた石が割れて鋭利な刃物のようになって危ないので、火を焚く為の土台をきちんと据え付けて行うのがルールです。また、燃え残りの炭は土に還りません。持ち帰るべきです。
こういうことが横行すると、そもそも立入禁止になってしまいます。

話が逸れましたが、何箇所か目をつけておいて、自分が来たいと思った時の参考にしましょう。どなたか、先客がいても別の場所でできれば目的は達せられます。でも、そんなに多くはありません。

海沿いのキャンプ場は砂だらけになってしまうし、そもそも砂浜は暑い。
川沿いなら砂だらけにもならず、涼しくて快適です。
あとは、テントを張って下拵えをするのが面倒なら、車中泊でもいいしね。
キャンピングカー欲しいけど、この道では大き過ぎるし、そもそも自然を満喫どころか、普段の生活に近くなっちゃうよね。
河原で寝起きして、外でご飯食べるだけでも非日常でしょ。
川もせいぜい腰までしかないし、ほとんどが、膝下、子どもでも安心です。
道の駅がある場所は、大きな川沿いなので、そちらならキャンプエリアも設けられており、道の駅のトイレ、水場が使えます。川も大きいですから、カヌー教室等も開かれており、子連れの方はそちらがお勧めかしら。

道も未舗装となり、木材伐採の注意喚起の看板が出てきました。今日は土曜日だからやっていないだろうと思ったが、車両が駐車され、大きな機械音が。
やってるよ、ご苦労様です。
かれこれ3キロ弱歩いてきました。
このまま車に戻るので、お散歩としては十分でしょう。同じ道を辿り、何箇所か下見を兼ねて川に入り、のんびりと歩いてきました。
道の途中には和製紫陽花の原種のような花が咲いています。蕾らしき、まん丸としたのも同じ所に一杯。
NHKの朝ドラ、らんまんに影響されてか、お前さん、新種じゃないかえ？などと話しかけてみましたが、当然返事はありません。植物なんて全然わからないのに、テレビの影響って怖い、っていうか、こんなに簡単に影響を受けてしまう自分の方が怖いかも、です。
約7.6㎞のお散歩でした。

さて、お目当ての胡瓜を買って帰らなければ。
道の駅に立ち寄ります。
ない。
胡瓜だけがない。
ナスやかぼちゃ、スイカにブドウ色々あるのに、胡瓜だけがない。
最初に売れてしまうのでしょうか。
最寄りのキャンパーが買っていく？
いやぁ、胡瓜自体はそれ程売れ筋とは思えないんだけど。
胡瓜以外の物を購入して、帰路につきます。
ああ、きゅうり食べたかったな。
明日も買いにくる？
いやぁ、そこまでじゃないよね。
また、来ることがあったら買いましょう。
胡瓜以外は大満足でした。