すみれ
自宅前の小さな花壇に花を植えるために,ホームセンターからパンジーとビオラの良いところ取りのすみれの苗を1ケース買って来ました。
レジのお姉さんが「自宅にこんなに植えるのですか!?」と目を輝せながら嬉しそうに応対してくれました。
1ケースと言っても苗が大きいので15本です。この店員さんは,よほど花が好きなんだろうなと思いました。
すみれで思い出すのはゲーテのこの詩です。
すみれ
ゲーテ作詞 乙骨三郎訳詞
牧場の片かげひともとさびしく
咲きし花すみれ
草刈る乙女の 踏む足かろげに
こなたに近寄る見て
あわれや ひそかに思わく
「やさしの君に 愛でられ
その手に摘まれて
胸にも ふれたや
ただ ただ 束の間だに」
ああ あわれ その花
たちまち乙女に踏みにじられ
倒れ伏しつ いえるは
「げに わが望よ
恋し君のために死なば」
いたましや その花すみれ