喜びも悲しみも幾年月
この連休、Amazonプライム映画で同名の映画を見入っています。過去何度もテレビドラマ化されたこの映画ですが、ぼくが初めてテレビで見たのは、小学生か中学生の頃でした。
もちろんこれは、大人向けの番組なのですが、ぼくは毎回両親と共にこの番組を喰い入るように見入っていました。ただのホームドラマには見向きもしないこのぼくが、この番組には魅了されました。
どこにそんなに惹かれたのかと今思えば、灯台守として艱難辛苦を乗り越えて、使命を全うする夫婦の姿にだと思います。当時は、年端も行かない子供だったですが、主人公らの生き様に憧れると言うより尊敬の念で見入っていました。
思えば、灯台守だけではありません。自衛隊員にしても消防士にしても自分の生命を賭けても守らなければならない使命を持つ人たちがその使命を全うしている姿を見るとありがたく涙があふれ出るのです。
昔は、真夜中でも戸を叩けば応対してくれた小児科医院があり、また具合が悪いときは往診してくれるお医者さんもいました。それらは、みんな近所のお医者さんであり、友達の父親でもありました。昔は、そんなふうに身近に損得をぬきに使命を全うする人たちがたくさんいました。果たして自分はと振り返ると足元にも及びません。
コメント
2016/01/11 16:32
3. これって、今の車社会でもよくやっていますね。クラッションを鳴らして挨拶したり、ハザードランプを点滅させて感謝の気持ちを伝えたり。言葉以外のものでも気持ちを伝え合える世界って心豊かだなと思います。だから、外国人から誤解されるのだと言われればそれまでですが。
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2016/01/11 16:32
2. 最後のシーンに、新婚の娘夫妻がエジプトのカイロに向かうために乗り込んだ船を、両親夫妻が灯台から見送る場面があります。そのときに、霧笛を灯台からお別れの合図として客船に向かって鳴らします。一見、生真面目な主人公が職権濫用しているみたいですが、まあそれくらいは許せます。否、鳴らした方が日本人的で素敵です。これに応え客船からも霧笛を鳴らします。いいですね、霧笛が言葉の代わりを果たしてくれています。
返コメ
2016/01/11 16:31
1. 2時間39分の上映全部見終わりました。
だれかが、そのレビューに書いていましたが、「一見単調で淡々としているように見える労働と生活の中にこそある、人生の奥深さと豊かな愛情を感じさせてくれる名作」です。
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