厳しさと、優しさと、怖さ
60代後半  熊本県
2017/05/06 11:14
厳しさと、優しさと、怖さ
 朝の週間ニュースを見ていたら、「特殊高所技術」なるものの紹介があっていました。これは、一言で言えば、地上何十メートルもあるような高いところで命綱一本で作業を行う技術のことです。

この技術を持った会社の社長は、高いところが苦手で怖いそうです。この「苦手で怖い」という気持ちを持つことが、この仕事では大切なことなのだと伝えていました。馴れてしまって当たり前になると、そこに油断が生じて危険を招くと言うことでしょうね。

 漫画「おーい!龍馬」で、幼い時代の龍馬のエピソードして、こんな場面が描かれていました。
弱虫で小便垂れの龍馬は、いつも近所のいじめっ子から泣かされて帰って来ます。

 そんな龍馬を、病気で休んでいる母が「龍馬は弱虫ではなくやさしいのです。そんなやさしい気持ちを大事にしなさい」と龍馬を慰めてくれました。
そんな龍馬だからこそ、誰もが考え得なかった第三の道、薩長同盟を成し遂げられたのでしょうね。

先ほどの特殊高所技術会社の社長の言葉に少し相通じるものがあると思いませんか?

 一点弱点と見える部分が、実はその人になくてはならない要素なのですね。

 これとはまた別の意味で、昔「太陽に吠えろ」のテレビ番組の中で、ある事件を機に拳銃を持つことを恐れた部下に対して、石原裕次郎演じるボスが、
その部下に「拳銃をどう思っているか」とたずねる場面がありました。

 部下は「身を守るための武器 犯罪を阻止するための武器」だと答えました。

 ボスは部下の返答を否定し、拳銃を使うときの心構えを部下に説きます。

生かすも殺すも俺の指一本にかかっているんだ。
いわば、その人間の命をその人間の一生を委ねられた。その責任と その重圧に耐えられる腕と信念を持つこと、それが拳銃を持つ人間の本当の資格だ。

 こちらは、拳銃を持つ者の条件が説かれています。厳しさと優しさと怖さを併せ持つ、なかなか難しいですね。
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コメント

60代後半  熊本県

2017/05/08 11:57

2.  >>1 らら!さん
優しさを失わないためには
勇気もいりますね。

40代半ば  神奈川県

2017/05/08 1:55

1. 最終的に残るのはやさしさなんでしょうね

厳しさや怖さに鍛えられて、やさしさが強くなれるのかな

がんばりましょう(^_^)ノ

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