まさゆきの独り言 飛んで口に入りそうな秋の虫
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ちょっと話し聞いてくれる
あのな~
この前たまたま買い物行こうとな
思ったん
うん
ま~毎日なんやけどな
でな
玄関にいつも置いてある
セカンドバッグをな
どっこいしょと手に取ったんや
アッ!
セカンドバッグって
カッコつけて言ったけど
コカ・コーラ社のジョージアって言う
缶コーヒー6缶パック入れる袋や
袋って言ったって
結構丈夫な生地で出来ているから
もう何年も使ってるんや
中身は免許証やら家とか車の鍵やら
手帳やら財布やらが
入ってるんや
アッ!
本題から外れてきたな
そや
そのセカンドバッグを
「どっこいしょ」と持ち上げたんや
そしたらな
バァーって飛んできたんや
バアーってワテの口に
最初はゴムかと思ったんや
ゴムったって
コンドームはめて
「今度産むから」
のコンドームじゃないから
輪ゴムや
でもなんか違うん
その得体のわからないのが
ワテの口に
ビターっとへばりついてんや
ビタァ~って
ワテなワーってなって
その得体の知れないものを
払い除けたんや
でもしばらくくっついたまんまなんや
2~3秒くらいやけど
もう1回バババって払い除けたんや
そしたらその得体のわからないのが
ボトっと落ちたんや
もうワテは心臓バクバクや
でその得体の知れないものが
下に落ちて
ピョンと跳ねたんや
ゲゲゲッ
コオロギやん
秋の夜のコンサートを奏でる
コオロギやん
もービックリしたわ
でもよく考えたら
そのとき口を開けてなくて良かったわ
口を開けてたら
コオロギを食べちゃうとこだったもんな
ほなっ
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