放課後(東野圭吾)
40代後半  神奈川県
2011/11/15 21:39
放課後(東野圭吾)
東野圭吾の放課後を読み終えました。

乱歩賞の受賞作ということでしたが、
東野さんがどの賞を取ってるのかは数多くてわかりません。
わかるのはメガヒットメーカーとして継続してるくらいですね。

放課後からは、乱歩賞に3度目の正直で挑戦した勢いと
これなら良い線行くだろうの計算と熱意を感じることが出来た。

映画と一緒で賞を取ったから見るということはしないけど、
ここまで東野さんの小説を読破していると、作家としての
軌跡や飛躍の時系列は調べたり感じてみたいと思います。

これって作品を読むのとは違った楽しみだと思うんですよね。
右肩上がりの作家生活なりの苦労も見えてきたりね

さて放課後ですが女子高での物語り、
工業系の男子校に近かった自身には秘密の花園ですね。
通勤路のブレザー、チェックのミニスカには毎朝やられます。

そんな女子高での密室殺人から物語りは紐解かれます。

女子高生というか高校生の年代が大事にしていること、
譲れないこと、悟られたくないこと、それらがルーツになり
物語り2つ目の殺人がおこり厚みが増しスピードが加速していく。

密室殺人のトリック、体育祭でのピエロ入れ替わりのトリックは
東野ワールドの満載で読み手をこうきたか!と満足させてくれます。

どの作品でも言えることだけど、回答への進め方、
種蒔きや紐解きが過去の推理小説では余り見ない手法だから飽きません。
毎回斬新で上手いんですよね。ここはかなりの魅力です。

推理小説だと見取り図や相関図ってけっこう見るけど東野さんはまず用いません。
わかりやすい表現力なのと読み手を楽しませ挑んでる感じがみえるんですよね。

放課後は女子高での物語なので登場人物は、
いまが旬の剛力彩芽や武井咲を想像しながら読んだら、しっくりきたし面白かったです。

こんな読み方はあまりしないのですが女子高への妄想憧れですかねー。
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