ある疲れた男の話
30代半ば  東京都
2021/03/17 14:04
ある疲れた男の話
会社にて事務仕事をしていた。
ある日の昼下がり。
同じ建物内の壁をいくつか隔てた、別の部屋に経理担当がいる。

経理担当に用があり、その部屋に行かなければならないが、その経理が癖モノで割と入室から気を使う。
社内でも一番気を張って臨まなければならない。
部屋に赴く前に、脳内で一連の流れをシミュレーション。
…ノックから担当へ挨拶するまでの動き、今日の話題と頭の中でのやりとりは完璧!

さぁ、と席を立ち
自室の扉の前へ

コンコン!

事務所が静寂に包まれる。

しまった…やらかした。
部屋を出る前に、自室のドアをノックしてしまった[泣き顔]
勘づいた、上司が
疲れてんなぁと声をかけてくる。

笑って誤魔化し、そそくさと事務所を出る。
緊張がほぐれたのと、気恥ずかしさで
その後のことはあまり覚えてないが、
まぁ、ちゃんと用事をこなして返ってこられた。

適度な緊張は必要だが、
過剰な緊張はあまり良くないですね。

結果オーライですが、
たまに天然みたいな事をやらかす。

春ですねぇ( ˙༥˙ )
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