コーヒーを買いに
最寄りのコンビニにコーヒーを買いに。
ペットボトルや缶ではなく、マシンから抽出するタイプの物がいいので、レジからでしか買えないので、
迷わずレジへ。
既に、おじいちゃんがお会計中だったが、他に待ってる人が居ないので順番待ちの最前列へ。
レジの担当は、アジア系の男子留学生。
おじさんが、お会計の金額を聞き返したり、お金の準備にもたついていて困り顔。
割と時間がかかる。
留学生も後ろで並んでいる、僕のことを気にしてか
チラチラとこちらを見ている。
僕の方は、急いではないし、
仕方がないと割り切って待つ。
そんなおじいちゃん待ち状態の静かな店内に、
急に、
「ブー!」
と豪快な爆発音。
恐らくおじいちゃんから…
レジでおならをした??
僕と留学生君は目を見合わせた。
目が合った瞬間、マスクで隠れてはいたが
マスクの下では笑っていた。
僕も思わず笑う。
おじいちゃんは、おならとお勘定を残し
颯爽とコンビニを後にしていく。
その背中を、横目に
僕はレジに歩みを進める。
今日も温かいコーヒーの一杯が染み渡る…