毎年このくらいの時期に、
各社の諸先輩方が、必ず一度は口にするであろう。
ため息やあきらめにも似た
「最近の若いやつは」

自分たちも言われて来たし、いいたくなるのが世の常というもので。
比べるな！
と言われても、比べたくなるのが人間の性なのかもしれない。

我が部署にも、4名の新卒が配属されてきた。
名刺を渡し、さぁビジネスマナーでもしようとした矢先に、名刺入れを4名中2名が持っていない。

忘れたの？と尋ねると、
入社時の持ち物に記載してなかったとの返答。

営業職
としての採用で、営業部への配属が分かっていたのに、名刺を持たない。
という事があるだろうか。
そもそも、名刺交換という文化そのものが既に前時代的なものなのか？

新入社員時は自分は全く異業種の別会社に居たが、
名刺入れは新社会人になるに当たり購入したし、
研修でサムライで言うところの、名刺は刀だ！
と指導を受けた。

まずは顔と名前を売ってナンボだと。

名刺入れに入れずに、名刺をどうやって持ち歩くのか…
コロナ禍で、お店も時短だしすぐ買いに行け！
というのも色々と問題があるだろうから、
週明けまでに。
と、期日を設けたが、果たして明日彼らは
無事に名刺入れを持ってきてスタートラインに立てるか否か。

最近の若いやつは。
とは言いたくはないが、言いたくなる気持ちは何となく理解した。

凝り固まった、老害にはなりたくないから
柔軟に対応したいけれど。
新しい普通が生まれつつあるタイミングで、
どういう指導をしていくのか。
も問われるのだなと考えさせられた。

これだからおじさんは…
なんて、影で言われないように。
新しい流れも把握しつつ、必要な事、大切な事は
何故。どうしてを自信が噛み砕いた上で
ちゃんと教えて行かなければならないなと。

明日からの自戒として、ここに記しておく。