夏の記憶
30代半ば  東京都
2021/08/16 11:49
夏の記憶
せっかくのお盆休みなのに
コロナと雨のダブルパンチでどこへも行けず、
読書と、YouTube、アマプ三昧。

現代っ子のインドア路線まっしぐらです。
外へ出なくても宅配で、買い物も完結してしまうし、
出かけないならとことん引きこもりが出来てしまう(お金さえあれば)
のが怖いですよね。

そんなこんなで、時間が結構あったので
ダラダラしていると、ふと昔の記憶が蘇ったりする。

高校時代の夏。
毎日のように、部活に勤しんでいた。
真夏の蒸し風呂のような体育館、
大きな掛け声と、汗…
当たり前のようにあった風景。

つかの間の楽しみと言えば、
当時の彼女と、会うこと。

さながら密会だった。
もちろん、周りから知られた関係ではあったが…

当時、部室の鍵は持ち回りで管理していた。
自分の鍵当番の日が来ると、部室は我がものとなる。
部員が帰宅すれば、自分しか開け閉めの出来ない
プライベートな空間。

お互いの家の方向も違う2人だったので、
自ずと会いたい時には、部室で会うこともあった。

もちろん、若い2人が個室に入ってしまえば
単におしゃべりしましょう!
では、話は収まらないわけで。

ご想像にお任せするが、学生でもこんな事は
するよ。って展開になるわけで。

もちろん、学校の敷地内
昔の長屋みたいな部室棟だったので
隣の部室や外から人の声が聞こえるわけで。

時には見知った人の声が聞こえたり。

僕らはそんな環境下で、
声を押し殺して、お互いを求め合い。感じあった。
とは言っても、そんな環境下で堂々と
きちっとした事が出来るほど、当時は肝っ玉も大きくなければ、経験もなかったから
すぐに果てるのだったが…

今でも振り返ると、記憶に残るのは
豪雨の中、屋根を打つ激しい音に
周りの音もかき消されて…いつもなら人の声をき気にして遠慮がちだった2人が
この時ばかりはと、とても積極的に求めあった。

あの時のことは未だに覚えているんだ。

セーラ服を脱がすでもなく、
スカートをまくり上げて、パンツを少しずり下げて
後ろから激しく打ち付ける。

雨で環境を意識しなかったとは言え、
そんなに長くは持たなかった気もする。

夕方の暗がりの中で、果て
そそくさと帰り支度をする。

翌日が登校日だったと記憶していて。

朝彼女にあった時、スカートの裾に
白い汚れを認めた。
が、その時はすぐに教室に行かなければならなくて
そのままにしてしまった。

自分が気がつくくらいだったので、
彼女も後で、友人に汚れている事を指摘されたらしい。

2人しか気が付かない、秘密の汚れ。
と言えばそうだが、見る人が見たら、気がつくような汚れ…

後にも先にもセーラー服を汚したのは
この時くらいだな。

なんて、事を思ったりする。

そんな夏ももう10数年以上前か…
これが青春🤣

かえらない夏!?

球児達の夏!
コロナ禍で、今どきはどんな夏を過ごしているのだろうか…
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