文通といろいろな思い出
40代前半  愛知県
2016/03/12 19:14
文通といろいろな思い出
 郵便局のやっている文通仲介サービスを利用しているが、また以前面白い文通相手募集文を書いていたおじいさんが新しい文通相手を募集しているのを見つけた。
 以前「秘湯巡りが趣味です。秘湯まで車で送迎していただける方を希望します」→今回「往復はがきを使いましょうね」
 お金を浮かせようとしているのが毎回見え見えで面白い。私はこのおじいさんのファンなので必ず手紙を書くようにしている。
 前は「秘湯は危ないところも多いと思うので気を付けてくださいね」と書いて送ったら、即効で「私は木登りが大好きです」と書いたご本人が木に登っている写真入りはがきが届いた。
 何と御年91歳。しかも、超モダンな方で私の名前もアルファベットで書いてくださった。
 99歳で亡くなった祖父は手紙を出すと必ず返事をくれ、海外旅行の思い出などを細かく書いてくれた。返事が来なくなったのは本当に体調が悪くなった最晩年のみだった。
 モダンなところが祖父と被り、涙が出た。かわいいこのおじいさんに手紙を書くために郵便局に往復はがきを買いに行こう。
 しかも驚いたことに高齢の男性でも女性限定で文通相手を募集している方がかなり多い。70代のおじいさんまでもが女性限定で文通相手を募集しているのだ。いくつになっても男と女ってやつか。
 ご高齢の方は義理堅い人が多いと思っている。昔、名古屋でバスの座席をおばあさんに譲ってあげたら、譲った時に1回、おばあさんがバスを降りるときに1回、降りたバス停で1回、合計3回お辞儀を私にしてくださった。先日、バスに乗ったときはおじいさんがバスを降りるとき、料金箱の横で1回運転手さんにお辞儀をして、2回目はバスを降りてすぐにお辞儀をしているのを見た。息子さんみたいな人にもう行こうみたいに促されるまでバスの方向を向いて立ち止まっていた。
 高校生の時に片想いしていた先生が「戦前生まれの人は考え方が違うから面白いぞ。大学へ行ったら、戦前生まれの教授の講義を受講しろよ」と言っていたのを今でも覚えている。大学の先生で一番印象に残っているのは内田良平さんという今は亡き俳優の実弟にあたる方。背が高くて、黙って立っているだけでもすごく絵になる方だった。英語の先生。「僕は低学歴だから」といつもおっしゃっていたが、中央大学文学部卒。母に内田良平さんの話をしたら、「ハチのムサシは死んだのさ」って曲を作った人だよと教えてくれた。
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コメント

50代前半  愛知県

2016/03/13 8:58

1. はじめまして!(゚O゚)!学生の頃に文通してたのをつい思い出しましたよ~

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