痴漢の被害が続出、怪しい「ブラックボックス展」を心理学で読み解く
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何かと世間を騒がせている
「ブラックボックス展」
と銘うたれた自称『アート展』
何が展示されているのか?
どんなイベントが行われているのか?
それさえ秘密のまま、噂と嘘がSNSなどを通じて拡散され、多数の来場者を呼んでいるらしい。
しかしその実態は、
「何も無い真っ暗闇な部屋がただそこにあるだけ」
なんだって。
そして、まったくの視界を閉ざされたその空間で、多数の痴漢被害も出ているようだ。
主催者は「予期せぬ行為」と語っているけれど、本当にそうなのか、それともそれさえ織り込み済みだったのか?
そのあたりの実態は、これから警察の調査などで明らかになってくるだろう。
このイベント、契約書にサインさせ、内容をばらすことは禁止されているが、感想や嘘の情報を拡散することはOKらしい。
それによって、SNSで拡散された嘘情報などがまたさらに憶測を呼んで、とてつもない期待感をあおっているようだ。
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この話を聞いて、心理学でよく出てくる
「認知的不協和理論」
を思い出した。
これは何であるか、簡単に説明するとね。
実験参加者に、退屈で意味の無い仕事をさせる。
例えば右の皿に入っているコインを左の皿に移させ、今度はその左のコインをまた右にもどす・・・
こんな感じで、面白くもなく、非生産的な仕事を延々と繰り返させるわけ
で、実験が終わった後に謝礼を払う。
一方の参加者には500円の安い謝礼、他方の参加者には1万円の高い謝礼、みたいに格差をつける。
そしてその両方の参加者には、この仕事の「面白さ」を第三者の未体験者に伝えさせるわけ。
さて、問題です。
この両者、どちらが自分の行った無意味な仕事を「面白い」と第三者に伝えたでしょうか?
普通に考えたら、高額の謝礼をもらった人の気がするよね。
意味の無い仕事で、より多くの金をゲットできたんだから。
ところは結果は、まったくの逆。
低い金しかもらえなかった方の参加者が、第三者に、この退屈な仕事を「面白い」と伝えた割り合いが多かったんよ。
これが
「認知的不協和理論」
てやつ。
つまり、安い謝礼で退屈な実験に従事させられた人は、
「割りに合わない、損をした」
そんなマイナス要素を抱えているわけ。
でもそれを認めるのは悔しい。
自分が愚かだったということを認めることにもなってしまうでしょ。
だったら、自分が参加した実験を
「本当はもっと楽しくて意義があった」
と上書きすることで、その悔しさをごまかしてしまう意識が働く。
これを認知的不協和理論と呼ぶ。
逆に高額の謝礼をもらった人は、お金によって不満が帳消しにされてしまうので、面白くない仕事を偽って面白いとは言わなかったようだ。
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またこの認知的不協和理論は「イソップ寓話」にある話に良く例えられる。
木に実ったおいしそうなブドウの実を取ろうと、何度もジャンプして挑んだキツネ。
結局手にすることができず、悔しさのあまり、
「あんなブドウはどうせ酸っぱいに違いない」
と言い訳する有名な話。
と言っても、認知的不協和理論は悪い、というわけではないんよ。
人が心のバランスをとるために有益な働きもしてくれる。
だけどこれを悪用して、人を騙す連中も多いから気をつけんとね。
インチキ宗教やカルト集団なんて、この手口をバンバン悪用しているから。
だからブラックボックスみたいな催しのレビューなどは、ちょっと注意しなければならない。
本当はつまらないと思いつつも、知らぬ間に、認知的不協和理論を起こして「面白い」と過大評価している人間も多いから。
悪意でわざと人を陥れる嘘を拡散しているやつは、さらに多いやろけどね。
そのあたりのことは、ワクワクではよくある話か(笑)
いずれにしても、それが犯罪につながっているとしたら、こんな悪質なイベントは許せんわな。
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それにしても、胡散臭いまがいもんでも『アート』なん言葉でてくくる今の社会のありようも、安っぽいと思うよ。
人の家の壁に無断で描きこまれる落書きみたいなもんまで『アート』と呼ぶんは、本物のアートに対して失礼やな。
こんなんはあかんやろ。
「アート先考えず、人をアート驚かすだけの自称アートなど、いずれはアート形もなく消えていくだろう」
おアートがよろしいようで・・・
けっきょくギャグオチかい!
というツッコミは勘弁のり弁で(笑)
「認知的不協和」ではなく、『ピンチ的不況』やね、わてのギャグは。
ほなまた。
コメント
2017/06/26 18:50
9. ぶっちゃけ人間自体がブラックボックスじゃねーの?
ひねくれ者の自分はそう思う
返コメ
2017/06/26 18:45
8. >>5 おゔまさん
マーボー丼(*^^*)
これね、主催者自らが
「盛ってください詐欺ってください」
って宣伝してるのと同じやから、やばいわな・・・
主催者が一番ブラックボックスやん(笑)
返コメ
2017/06/26 18:43
7. >>4 ニャンタさん
これは考察に値する面白いコメントやね。
それもまた認知的不協和理論のなせる業かも。
そやな画一的になんでもなったらつまらんわな。
ネットに踊らされているだけじゃ、何も見いだせないと俺も思う。
返コメ
2017/06/26 18:40
6. >>3 アギーさん
芸術、プロレス、アイドル・・・
こう言った異界の物の怪が住まう世界は、隔絶された領域であってほしいと思うんよね。
一般人が軽く足を踏み入れられないからこそ魅惑的だと。
ワクワクのブラックボックスから一向に抜け出せない俺が語ってみる(笑)
返コメ
2017/06/26 17:25
5.
ガロンさん、マイ丼~∩^ω^∩
為になるお話です…。
私もきをつけようと思いました
「このイベント、契約書にサインさせ、内容をばらすことは禁止されているが、感想や嘘の情報を拡散することはOKらしい。」
…こわわ(´⊙ω⊙`)
返コメ
2017/06/26 16:35
4. まいど!
ラーメン屋や食べログを思ったよ。
皆が旨いって評判のラーメン屋は、不味い。これが俺と仕事のお兄ちゃんの結論!
皆、看板で味わっている。評判と同じように感じないと不安なのか…
でも俺と仕事のお兄ちゃんが旨い店と紹介すると気に入る人が多い。まいどの事で話ズレた。もう戻らない(笑)
自分の意見や意志をもてば、楽しい事が沢山あると思う。
最近は、スマートな良い人ばかりで面白くない。
少し前は、馬鹿やアホが、沢山いて楽しかった。個性とポリシーを持ってたなぁ(笑)
くだらないプライドが魅力だった。
返コメ
2017/06/26 16:26
3. アートでもアーティストでも、カタカナにすると平易になり、間口が広がる。
反面、安っぽくもなる。
ワクワクについては、存在自体がブラックボックス。
返コメ
2017/06/26 13:44
2. >>1 クリちゃん(笑)緩く絡む人は好感~
〓さん
その通り、負け惜しみの教えやね。
イソップ寓話はタメになるなあ。
(^_-)-☆
ギャグはツルツルやけど、肌はカサカサやで。
潤いが欲しいところやね。
ではマタンゴ(^o^)/
返コメ
2017/06/26 13:29
1. ガロン様
酸っぱい葡萄の話…負け惜しみですよね~〓いつものツルツルに滑るギャグも素敵です~〓では股おまた~
〓
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