狼に育てられた少女のミステリー
70代以上  大阪府
2018/06/10 5:25
狼に育てられた少女のミステリー
 
昨年の11月。
「暗闇からとつぜん現れた少年のミステリー」
というタイトルの日記を書きました。

箱の中で育てられた少年、カスパー・ハウザーの恐ろしくも哀しい実録です。
少年がいったいどこからやって来たのか、なぜ箱の中で育てられたのか、その生涯がいっさい闇の中に包まれて今でも謎となっています。

その時
「今度は狼少女の話も日記に書いてほしいと」
何人かの方より、リクエストをいただきました。


時間はかかりましたが今回、そのテーマを取り上げてみたいと思います。





★ ☆ ★ ☆

1920年、現在のインド西ベンガル州のある村が事件の発端だ。

孤児院を運営するキリスト教伝道師が、不気味な噂を耳にした。
「ジャングルの狼が住む洞穴には魔物がいる」
と。

村人は恐ろしがって、そこへ近づこうとはしない。



関心を持った牧師は果敢にも、ジャングル奥深くへと入っていった。
そして狼の洞穴で、不思議な生き物を二体発見する。

最初は「毛の抜けた狼か」と思ったが近づいてみると・・・

「これは人間の子供ではないか!」
牧師は驚きの声をあげた。

狼といっしょにそこにいたのは、なんと裸のままの人間の子供だったのだ。





★ ☆ ★ ☆

二人の子供はすぐに保護された。
年長の8歳くらいの子は「カマラ」、年少の1歳半と推定された子は「アマラ」と名づけられた。

この二人の少女、言葉を話すことも理解することもできなかった。
獣のようなうなり声をあげるだけである。

手を差し出すと怯えて、ひっかいたり噛みついたりした。

立ち上がることができず、4本の足で歩いた。
洋服を着せようとするとビリビリに破く。

テーブルで食事させようとしても、それを拒否し床で食べた。
調理された物は受け付けず、生肉を好んだ。

聴覚が異常に鋭く、暗闇でも目が見えるようだった。


いったいこの子たちは何者なのだろうか?





★ ☆ ★ ☆

牧師は次のように推理した、

この姉妹と推測される二人は、何らかの事情でジャングルに遺棄されたのだろう。
当時の社会では、子供の遺棄は珍しいことではなかった。

もちろんそのままでは生きていけない。
狼によって二人の子供は養育され、今日まで生き延びられたのだと。


小さな方のアマラは1年後に病気で亡くなった。
妹のアマラが亡くなった時、姉のカマラは魂が抜けたようになり、ずっと亡骸のそばから離れようとしなかったということだ。


周りの懸命な介護やサポートにより、3年後にカマラは2本足で立つことができるようになった。
言葉もいくつかの単語は理解できるようになり、簡単な会話も行い、服を着てテーブルで食事をするようになった。


最初に保護されてから9年後、カマラも病気で世を去った。

カマラもアマラも短い生涯だった。





★ ☆ ★ ☆

このカマラとアマラの話に対して、疑問を持つ者も少なくない。
「狼が人間を育てるなんてありえない!」
とその信ぴょう性を疑う者も多数いる。


はたしてそうだろうか?


「オオカミ」というと凶暴な喩えに用いられたりするが、実はとても頭が良く社会性のある動物であると言われている。
愛情深くて、人間にとても近い生き物らしい。


僕が知っている人の家で飼っていたメス犬の話だが、その家の人が捨て猫を保護した時だ。

その犬は、まるで我が子のようにその子猫をかいがいしく世話を始めたらしい。
もちろん乳は出ないのだけど、寝るときは一緒に寝て暖め、いつも舐めては毛づくろいしたりしていた。
危ないとこへ行こうとするとくわえて運んでやったり、まるで本当の親子のようだった。


動物が他の種の世話をすることは、いくつも報告されている。
だから狼が人間の子供を世話をしたとしても決して不思議ではないと、僕は考える。


狼以外にも、豹であったり熊であったり、いろいろな動物の報告例がある。
日本でも明治時代、ニホンザルに育てられたという男性が発見されている。

このように人間社会から隔離されて育てられた子供は「野生児」と呼ばれ、社会心理学や発達心理学の研究テーマにもなっている。



これらはすべてが嘘なのだろうか?




★ ☆ ★ ☆

世の中の数いる生き物の中で、いちばん他の生き物を殺生しているのは間違いなく人間だろう。
同じ種族同士で殺し合いを行うのも、人間がダントツだ。

それに比べたら無益な殺りくを好まない他の動物の方がはるかに知性があって優しさを持っている、と言ったら言い過ぎだろうか?

「人間がいちばん偉い」
なんていう考えは、人間が持っている最大の思い上がりだと思う。



狼に育てられた少女の話、あなたは信じますか?

「ねつ造だ」との声もある中、僕はずっと信じている。
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コメント

70代以上  大阪府

2018/06/12 11:09

35.  >>34 ポチャポチャパンダさん
こんにちは。

あ、やっぱり犬が猫の面倒をみていたんですね。
種が違えど、そこには深い愛情があったわけですね。

そうなんですよ、なぜ赤ちゃんが愛らしい姿をしているのか。
それは生存率を高めるから、という論文も発表されています。
うなずいてしまいます。

40代後半  愛知県

2018/06/12 10:36

34. こんにちは。もし本当であっても不思議では、無いと思います。

ウチには犬2、猫6居ますが…
最初の仔猫を育てたのは先住ワンコでした。出ない、オッパイを吸われても嫌がらずに。
仔猫を包みこんでいました。
生物(人間も)の子が可愛いのは敵から身を守ると言う説を聞いた事があります。

70代以上  大阪府

2018/06/12 5:30

33.  >>32 ででぽぽ[多忙につき留守がち]さん
うん、そやね。
いきなり誰かの命を奪うのは、人間だけかもしれないな。
動物ってちゃんと自分のテリトリーを守って生きているから。
他者のテリトリーを平気で荒らすもんな、我々人間は。  

その事件についてはコメントでは書きけれないけど新しい日記に書いてみた。
あまりにやるせない。

70代以上  岩手県

2018/06/12 1:02

32. 私もそれ聞いた事あるし、信じてるよ!
十分有り得るし、狼の群れは上下関係が厳しい
けど、信頼の絆は強いと思う´ω`*
結構臆病で、人間が攻撃しない限り
先に襲わないそうだよ(。•ﻌ•。)

何か最近……
悲惨な事件が続いて…嫌になるね…(._.`)
手荷物検査して欲しい!
襲われた女性を助けようとして、
犠牲になってしまった正義感の強い男性…
周りの人達、加勢できなかったのかな…
あと、危険だ、おかしいと思った子供は即!
強制的に保護して欲しい٩(°̀ᗝ°́)و

70代以上  大阪府

2018/06/11 21:50

31.  >>29 久祖神クリちゃん(笑)〓さん
こんばんは。

インドの言葉だから、我々にはなじみないよね。
俺も子供の頃に読んだのでねつ造とか信じられなくて、今でも真実だと思うんよ。

世界には、想像をこえる謎がいっぱいあるはずだから。

70代以上  大阪府

2018/06/11 21:44

30.  >>28 寅次郎さん
おつかれさん。

悪魔の証明って「無いことは証明できない」ってやつですね。

人間て自分が満たされてる状態でも他者を傷つける存在だからね。
際限なく欲望が広がっていく姿って、シンプルに生きている動物たちからしたら愚かしく見えていることでしょう。

70代以上  愛知県

2018/06/11 20:39

29. こんばんは[三日月] 姉がアマラ、妹がカマラと思ってました…逆ですか[熱] 充分、ありえる話だと思うし、幼少期に知ったので。捏造なんて疑った事さえ無いです〓

50代前半  兵庫県

2018/06/11 20:01

28. こんばんは〓。

悪魔の証明からすると、可能性が0でない限りは有ると考えるのが正しいので、狼に育てられた可能性有りでしょう[にこにこ]

動物は餌等が豊富な時は自分以外の子供も育てますからね、自分の子を虐待して殺すのは人だけかもしれないですね…[ボケーっとした顔]

70代以上  大阪府

2018/06/11 17:34

27.  >>25 Ж鬼神Жさん
ああ、恐ろしくてやりきれない事件だよ。
もう怒りとかを通り越して虚無感に襲われてしまう。

あの事件のことはまた日記で取り上げてみたいと思う。
人の心が信じられなくなる世の中はイヤだよなあ・・・

70代以上  大阪府

2018/06/11 17:32

26.  >>24 月光さん
おつかれ。

うん、動物って、生きるために捕食したり身を守るために殺したり。
そこにはちゃんと意味があるよね。

ところが人間はわけわからん理屈で他人の命を奪う。
そんな愚かで哀れな連中も多いから嘆かわしいよ。
連日のニュース、やりきれないね。

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