生まれて初めて花を買った男と、家族の夢
最近、部屋に花を飾るようになった。
安くて品質のいい品ぞろえの花屋を見つけたので、時おりそこで買う。
300円分くらいやけどね。
花を飾って気づく、殺風景な一人暮らしの部屋が少し華やかになる。
男臭い空気が花の香りで浄化される気分だ。
「花ってええもんやなあ」
そして花を見つめていたら、介護仲間だった林君(仮名)のことを思い出す。
何年か前に
「生まれて初めて花を買った男」
みたいなタイトルでワクワクの日記に書いたことがあった。
こんな話だ。
↓
☆ ★ ☆ ★
介護士仲間だった林君が
「看護師になる」
と言い出した。
介護士から看護師への転身は、特別に珍しいことではないが、林君は40代半ば、妻と高校生の娘がいる身だ。
当然、周りからは猛反発を食らった。
「困っている人に、医療の面からもっと深く関わりたい」
その熱意で林君は説得にかかる。
熱いハートに動かされ、最初は反対していた家族が、応援団にまわった。
奥さんがパートをかけもちし、娘さんが家事を引き受けた。
林君も、夜間や休日にアルバイトをしながら、看護学校へ通う。
新しい人生のスタートだ。
ただ、順風満帆とはいかない。
年の離れたクラスメートとの人間関係にも、かなり悩まされたみたいだ。
「あのおっさん、何を目的に来てるんやろね」
心ない陰口も叩かれた。
自分の選んだ道、歯を食いしばり林君は歩んだ。
寝る間も惜しんで勉強した。
一人ではない。
家族3人の行進だ。
巻き込んでしまった家族のためにも、諦めるわけにはいかない。
林君の夢は、家族みんなの夢に変わっていた。
無事に看護学校を卒業し国家試験に合格した林君は、 生まれて初めて花屋へ行き、花束を2つ買った。
愛する奥さんと娘さんの苦労をねぎらうために。
後日談になるが、林君の娘さんもお父さんの姿に感化されたのか、看護師の道へ進むことになる。
現在は父子で看護師として働いている。
☆ ★ ☆ ★
若くして自分の夢を叶える者がいる。
一方で、紆余曲折、年を経てようやく到達する道もある。
そこには、正解も間違いもない。
回り道はあっても、無駄道はないはずだ。
「適齢期」って言葉がある。
何かを始めるのに、ふさわしい年齢だ。
若くして自分の方向性が見定まっていたらそれに越したことはないだろう。
でも年齢を重ねてしまったらもう無理なのか?
そうじゃない。
人生なんて、幾つになっても再スタートできるはずだ。
新たな道を歩いて行ける。
よく言われるように
「今日という日は、残りの人生の中でいちばん若い日」
なのだから。
だったら今がまさに「適齢期」
いつかこの世とさよならする時
「失敗もたくさんしたけど、チャレンジしてきた。自分の人生、まんざら悪くなかったな」
と笑顔になれるなら、その人生は、きっとキラキラ光りと輝きに満ちているはずだ。
コメント
2018/12/23 8:04
7. >>5 管理人音無響子、気まぐれにスマイル押しさん
おはよう(=゚ω゚)ノ
ハハハ、平成最後の日記ではなく、今週最後の日記かな。
今年もあと1週間。
有終の美を飾りたいね。
ありがとう(^^)/
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2018/12/23 8:01
6. 花のある風情 華のある日記
よきかな 年度を締めてもらえるエー話でおます。(^○^)
御早う樣ですもplusしとこっと♪。
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2018/12/23 7:55
5. ガロンさん、おはようございます。
平成の世を飾る最後の日記でしょうか?
かくあるべしと、心に刻みました。
いい日記をありがとうm(_ _)m (^o^)v
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2018/12/23 7:25
4. >>3
もも
さん
おはようさん( ^ω^ )
たとえば昨日失敗して落ち込んだとしても、それを引きずって今日まで腐らす必要はないと思う。
1日1日と生まれ変わらないとね。
ありがとう(* ^ー゜)ノ
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2018/12/23 7:08
3. おはよございます!素晴らしい日記ですね…
️
ガロンさんは切り取った日常をとても
極上に日記にしたためる。林さんに幸多かれ
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2018/12/23 6:38
2. >>1 Ж鬼神Жさん
おはまいど("⌒∇⌒")
最後って「チャレンジうんぬん」のとこかな。
それは自分の信条なんや。
チャレンジしたから、失敗も糧になるんやないかなと思う。
(⌒‐⌒)
返コメ
2018/12/23 6:29
1. ガロンちゃん♪
お早う御座います(*^^*)
良い事書かれてますね(*^^*)
最後の文章かなぁ?
そうだねって思った(*^^*)
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