二つの顔を持つ子猫、三本足になった仔犬
70代以上  大阪府
2020/06/02 6:05
二つの顔を持つ子猫、三本足になった仔犬
★ ☆ ★ ☆

最近、アメリカのオレゴン州で、顔が二つある子猫が誕生した
母猫のおなかにいるとき、二匹が癒着してしまったらしい

飼い主一家は子猫を
「ビスケット&グレイヴィー」
と名付け、愛情をもって育てていく決心をする


「誰にも譲るつもりはありません、この子の命をつながないと」
そう語っていた


残念なことに、ビスケット&グレイヴィーは短命で命を終えたけど、優しい飼い主に愛されたことが幸せだったと思う




★ ☆ ★ ☆

このニュースを知って、僕が幼いころに遭遇した、ある男性と仔犬の思い出がよみがえってきた

何年か前ワクワクの日記で書いた
「三本足の仔犬」
という日記

以下に再アップしておきたい


世の中には、虐待されたり棄てられたりする不幸な動物たちがいる
一方で、不自由な境遇の中、愛情を深く受ける動物もいる

そのことが伝わればいいな


↓ ↓ ↓ ↓




★ ☆ ★ ☆

【三本足の仔犬】


これは、僕が小学生の頃のできごと。


☆ ☆ ☆

町内に、やせ細った柴犬が棄てられていた。
まだ仔犬だった。


もともと飼い犬だったようだけれど、飼い主が引っ越し先では飼えないということで、無慈悲に棄てられたらしい。

狂ったように飼い主を捜してさまよっているうちに事故にあったらしく、右の後足が半分腐ってちぎれかけていた。


不憫に感じた町の人たちが保護しようとしても、かわいそうにすっかり人間不信になった仔犬は、人を見ると怯え、足をひきづりながら逃げてしまう。



町内に、ケンさんという60代のひとり者の男性がいた。
もともとは腕のいい大工だったけれど、現場で木材が崩れる事故に巻き込まれ、利き腕が不自由になってしまった。

それ以来荒れた生活をするようになり、廃品を売ってわずかばかりの金を稼いでは酒ばかりを飲んでいた。
そればかりか、酒を飲んではケンカをし、すっかり町内の鼻つまみ者に成り下がっていた。




☆ ☆ ☆

ある日ケンさんが気まぐれに、酒のつまみにしていたソーセージを3本足の仔犬に差し出した。

最初は怯えていた仔犬は、ゆっくりケンさんに近づいてきてクンクンとにおいをかぎ、ソーセージをがつがつ食べ始めた。
よっぽどお腹が空いていたのだろう。


誰にもなつかなくなった仔犬は、ケンさんだけには心を開いたのだ。


「俺もこいつも3本足で棄てられた身やから、気が合うんやろなあ」
ケンさんは寂しそうにそう言った。



仔犬は「マメ」と名づけられ、ケンさんに飼われることになる。

町の人たちがお金をカンパして、獣医にみせることになった。
衰弱はひどかったが、命は持ち直した。

ただ、腐りかけていた足は救えず切断された。




☆ ☆ ☆

マメと暮らすようになってケンさんは酒を一切飲まなくなった。
現場での軽作業の仕事も始めた。


「こいつの医者代を稼がなあかんからな」
ケンさんはニコニコしながらマメの頭をなでていた。

マメも嬉しそうに、ケンさんをペロペロなめていた。


失った足に、ケンさんは木材とゴムを使った義足を作ってはめてやった。
腕利きの大工だったケンさんだけど、利き腕が不自由になったからかなり苦労したようだ。

義足をつけたマメと散歩するケンさんは、晴れ晴れとした顔をしていた。




☆ ☆ ☆

でもその幸せは半年ほどで終わってしまった。
病気がちなマメが旅立っていったのだ。


マメを失ったケンさんは、その亡骸を抱え道の真ん中で大声をあげて泣いていた。

あまりに気の毒な姿に、周りの人も声をかけられなかったほどだ。



やがて、病気で働けなくなったケンさんも、施設に入所することになる。
わずかばかりの荷物だけを持って。
その中には、マメに作ってやった義足も形見として入っていた。


町内の人たちにあいさつまわりをしながらケンさんは
「マメと暮らせた半年は、ほんまに幸せでした」
そう語っていた。


「マメも、ケンさんと暮らせて幸せやったはずやで」
町の人もそう声をかけていた。


うん、きっとそうだ。
短い命だったけど、マメもケンさんに愛されて喜んでいたに違いない。




【写真】

ビスケット&グレイヴィー
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コメント

70代以上  大阪府

2020/06/02 11:39

14.  >>12 まどかさん
こんにちは(*''▽'')

世の中には、体が弱った生き物を
「かわいくなくなった」と身勝手な理由で棄てる、ふとときものがいるんよね
まるで壊れたおもちゃを処分するかのように

ああいうのは腹立たしいよ

最後の最後まで、愛情を注いであげてね
きっと犬たちも幸せを感謝しているはず
(^-^)

70代以上  大阪府

2020/06/02 11:35

13.  >>11 アギーさん
双頭の生き物は、神と崇める文化もあるようだね
アルビノなんかも
一方で不吉な象徴として処分されたりも・・・

生まれてくるものにとっては、どのような出自になるかは選べないのに

次もまた、優しい飼い主に巡り合うことを祈りたい
(^-^)

60代半ば  広島県

2020/06/02 10:27

12. こんにちは 涙が 止まらないよ… 私も 今いる2匹 大変だけど 最期まで 看とります…

50代半ば  神奈川県

2020/06/02 9:52

11. 亀とか蛇は、双頭でも育つのがけっこういるんだよね。
構造が複雑な哺乳類は、育たないことが多いらしい。
猫は、9つの命を持つというから、次の転生では幸せになるはず。

70代以上  大阪府

2020/06/02 7:58

10.  >>9 寅次郎さん
おはよう(^-^)

二つの顔の猫は、ヤヌス猫って言うらしい
ギリシャ神話から命名されて
やっぱり長生きはできないそうやね

伝説なんかも、実際の様子を物語風に表しているから、
丹念に読み解くと、いろいろなことが分かるね

考えてみれが、犬や猫は何千年も人間に飼われていたから、長い付き合いですなあ

50代前半  兵庫県

2020/06/02 7:48

9. おはようございます〓。

奇形は昔からありましたね、鬼伝説も渡来人や奇形ではないかという説もあります。

動物もコミュニケーションを取るものは感情もあり、人と生きてきた犬猫は特に感情豊かですね[にこにこ]

70代以上  大阪府

2020/06/02 7:32

8.  >>5 ニコラス 刑事。 さん
おはよう('ω')ノ

犬はかわいいね
昔飼ってたけど、良くなついて俺より賢かった(笑)

真ん中の足かいな
残尿感とかキレとか、問題は出てくるなあ
ノコギリヤシのサプリがいいと聞くで

くれぐれも竹輪を粗末にしないように
竹輪の神様に怒られるで(笑)

70代以上  大阪府

2020/06/02 7:27

7.  >>3 まさゆきさん
おはようです(^o^)

いつも日記を読んでいただき、ありがとう
短い時間だったとしても、ふたりにとっては幸せな時間だった

巡り合う運命で巡り合ったんやないかな
そう感じます

きっと、そうに違いない

70代以上  大阪府

2020/06/02 7:24

6.  >>2 [桜]もも[桜] Un être cherさん
おはようさん( ^^) _旦~~

周りから見たら、不自由な境遇かも知れないけど、その中で幸せはみつかる
それをマメとビスケット&グレイヴィーは教えてくれる気がする

そんな中で、人間は肌の色の違いなんかで排斥したりする
愚かしいよね
違いを認め合い、それを尊重することがなぜできないのだろう・・・

自分にとって大切な尊厳は、他人も同じやもんね

60代半ば  東京都

2020/06/02 7:21

5. おはようごさいます

朝から 感激した いい話だ

ニコラスも ワン大好きだから

交通事故で しんじゃった時 泣いた

他方
ニコラス は 老体で

三本足で 真ん中の足が 最近きれが悪い

右、左に 放ジュー して

床を汚す 義足が必要かな

竹輪で (-_-)/~~~

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