コロナを予言していた映画を観て、神を考えた
70代以上  大阪府
2021/05/08 6:04
コロナを予言していた映画を観て、神を考えた
★ ☆ ★ ☆

コロナを予言していたと話題になった映画
「復活の日」
を何年かぶりに観た


この作品は、1980年に上映された、角川映画
小松左京の重厚な原作を、深作欣二が監督した名作だ

これまで何度か観たが、久々の視聴

人類を死滅させるウイルスにより引き起こされたパンデミック
残された人たちの復活と再生を描いた作品である




★ ☆ ★ ☆

ストーリーには強引な展開もあるし、これは女性蔑視ではないかとも思える部分もある
それでも、これまで何度か観ていても、あらためてグイグイ引き込まれて行った

日本映画が光り輝いていた時代にふんだんに金をかけた作品
実際に南極をはじめとして、世界各地へロケも行った作品だから、力強さが充満に溢れている


何より出ている役者がいい

草刈正雄
渡瀬恒彦
夏木勲
緒形拳
千葉真一
・・・

男くささと、暑苦しいまでの熱気でムンムンしている
(オリビア・ハッセー、多岐川裕美の女性陣も素晴らしい)

今時の、あっさり塩系のイケメン俳優には出せない濃厚な味わいだ
濃縮〇十倍の背脂がギラギラしたような濃さというかな
(たとえがラーメンみたいで分かりにくいか 笑)

「男くさい」とかいうのは今では死語になっているかもしれないが、これがいいんよ

過去の良い作品をリメイクしても、そのほとんどが失敗する原因の一つにはこれがあると思う
昔の役者のような重厚さを出せる俳優が、今はほとんどいない気がするから

あとはデジタルでは出せないフィルムの陰影の美しさとかもあるな
CGを多用すると立体感が無くなり、薄っぺらくなってしまうからね




★ ☆ ★ ☆

この作品では、深く考えされられる哲学的な印象深いシーンがいくつかある
(以下、作品の内容に若干触れていますので、この部分を知りたくない方は、次の★☆★☆までスキップしてください)




廃墟となった教会
へし折られ横倒しになっている神(キリスト像)に向かって、草刈正雄演じる吉住が問いかけるシーンがそれだ

 あなたは何をしているのですか
 そんな所で一人で・・・
 答えてくれませんね
 ではいつまでもそこに寝ていなさい


何の救済もしない神に、吉住は悲しみと怒りで問う


「神は死んだ」
は哲学者ニーチェの名言だが、神の不在、あるいは神の敗北を語っているかのような象徴的なシーンである

「この世に人類を救済してくれる神など存在しない」
その現実を突きつけられているような気がする




★ ☆ ★ ☆

現在の世界の様子を見ても、けっきょく神という存在は無いか、あるいは無力か、それともまったく無関心か
そう考えずにはいられない

・神を信じる有神論
・神を信じない無神論
・神を考えない不可知論

いろいろな立場がある

今のコロナ禍において、救いはどこにあるのか?
神は、宗教は、その答えを提示することができるのか?

あなたはどう考えるだろう
この世に神はいるのか、いないのか・・・


復活の日を再視聴して、あらためていろいろ考えさせられたしだい




★ ☆ ★ ☆

この映画のテーマ曲
ジャニス・イアンが歌う「ユー・アー・ラブ」
これがまた素晴らしいんよ

物悲しい旋律にのせて、復活と再生を静かにそして力強く歌い上げている
興味のある人はぜひ、聴いてほしいな


最後にその歌詞を一部掲載しておきます
(原曲は英語とフランス語)
今の時代にも通じるメッセージがこめられていると感じる


コロナの一日も早い終息を願いながら・・・



 
★ ☆ ★ ☆

それはいつ?
そこはどこ?
なぜその道を?
人々はどこに?
その時が来れば、あなたに会えるから
愛しい人よ、希望を捨てないで

あなたは太陽を導く輝く星
その日を迎えるまで
私にとって遠い空に輝く星だから
たとえ闇に包まれても
あなたが月明かりとなってわたしの道を照らしてくれる
愛しい人よ、希望を捨てないで

再び歩き出すのに遅すぎることはない
遅いなんてことはありはしない
あなたが去って空が暗くなっても
遅すぎることなどない
残された時間、私はここにいましょう
だから愛しい人よ、希望を持ち続けて  


  ジャニス・イアン 「ユー・アー・ラブ」より
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コメント

70代以上  大阪府

2021/05/09 5:35

18.  >>16 黒の獅子王さん
俺もそれに近い考えやな
存在は信じるが、全知全能とかは信じられん 
もしそんな力があるなら、なぜこの世に戦争や惨劇があるんや
そう問いかけたくなるからな

俺があの世にいったら
ぶちのめしはしないが、とりあえずおべっか使って善きにはからってもらう
アカンがな(笑)┐(´д`)┌

70代以上  大阪府

2021/05/09 5:31

17.  >>15 ででぽぽ[多忙につき留守がち]さん
水に沈むのが日本沈没
氷が浮かんでいるのが復活の日
こう覚えると分かりやすいぞ

って、どんな覚え方やねん(笑)

あの頃はこういった終末的な映画が流行ってたな
その極めつけが、ノストラダムスの大予言
あれはトラウマレベルに怖かったで
( ´;゚;∀;゚;)

60代前半  福岡県

2021/05/09 1:15

16. 撮影監督は八甲田山の木村大作だったな。あの人も長いね。

ワシは神の存在は信じるが、神は信用しない。
個人的な事だがワシの身体を左半身麻痺にした神なんぞ、ワシがあの世行く時に一発ブチのめしてくれてやる。
ワシは神というどこぞの訳わからん奴のくだらん冗談に付き合うほど暇ではないんで!w

70代以上  岩手県

2021/05/08 23:29

15. [復活の日]観た観た!!(上映の頃)
[日本沈没]とちょっと混同してしまう(•́ε•̀٥)
草刈さんの方が復活の日(笑)
映画なのに、どうすんの これから…って
真剣に悩んだよ‪.。oஇ‬

70代以上  大阪府

2021/05/08 21:56

14.  >>13 かよさん
こんばんは('ω')ノ

そう、日本沈没も小松左京
流浪の民といえばユダヤ人がそうやけど
あの作品は「祖国を失った民族の流浪」という深いテーマが込められているんよ
リメイクされたものは、アクション映画って感じになり、その部分が描かれてなかったのが残念やったな

オリビアハッセーと布施明か、昭和のワイドショーをおもいだしたよ
国際結婚で大きな話題になったね
どこでどうやって知り合ったのかが謎やったなあ(笑)

50代半ば  大阪府

2021/05/08 21:30

13. こんばんは。「復活の日」名前と出演者は何となく知ってはいるものの、1度も観た事がないんです。
私が子供の頃に公開されたんでしたっけ? オリビア・ハッセーがとても美しい印象があります。(まさか、布施明と結婚して離婚するとは想像だに出来ませんでしたが)小松左京氏が原作の映画では草なぎ剛さん主演の「日本沈没」が印象的です。小松左京氏は大阪の方なので、勝手に親近感が湧いてしまいます。この日記を読んで、「復活の日」も小松左京氏の作品だったと知りました。

70代以上  大阪府

2021/05/08 18:22

12.  >>11 マリネさん
照れんでもええがな(笑)
とても良い考えやで

否定するのは誰でも簡単にできてしまうけど、理解しあうのは難しい
だからこそ、排斥しあうのじゃなく助け合うことが大切やと俺も思う

って照れくさいコメ返ししてもた('◇')ゞ

20代半ば  福岡県

2021/05/08 17:55

11.  >>4 力″ 口 ンさん
うん
なんかよくわかる
アタシは神さまとか信じないけど
人と人は信じあっていきたいな
なんかてれくさいコメしちゃった
ヾ(@゜▽゜@)ノイヤン

70代以上  大阪府

2021/05/08 17:05

10.  >>9 寅次郎さん
おつかれ( ^^) _U~~

今観ても面白い、というか、今だからよけいに訴えかけてくるものがあったねえ
あの頃の角川映画は力強い作品がたくさんあって、いい時代やった

なるほど、ウイルスにも神は宿るってわけやね
森羅万象に神が宿る汎神論にたてば、当然そうなりますな

スサノオも、荒ぶる神として暴れまわったもんね(^^)

50代前半  兵庫県

2021/05/08 16:29

9. こんばんは〓。

復活の日ですか?、懐かしいですね私も見ました[にこにこ]

私はウィルスに感染したソ連邦の潜水艦を撃沈するシーンが印象的でした。

神は居るか?となると、ウィルスも神(厄神?)ですから神も居るという事でしょうね[にこにこ]

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