15年前ワクワクで行われた、大規模【絆プロジェクト】
70代以上  大阪府
3/8 6:49
15年前ワクワクで行われた、大規模【絆プロジェクト】
毎年3月になると、この日記をアップしています

東日本大震災

あの時、この出会い系サイト「ワクワクメール」で何が起きていたのか?
それをサイトにいる一人として、記録として語り継ごうと考えて発信し続けています

(コメント欄は閉じさせていただきます)




★ ☆ ★ ☆

15年前の、3月11日に起きた未曾有の大災害
東日本大震災

僕がワクワクメールに入会して、8か月ほどが過ぎていた頃だった

その時、このワクワクでやたらと叫ばれていた言葉がある

『不謹慎』と『自粛』だ

・こんな時に出会いを求めているヤツは不謹慎だ

・そういうオマエもワクワクをやっているのは同じ、不謹慎だろ

・自粛しろ自粛

・自粛強制ムードの方がおかしいんじゃないか

等々

怒号のようにこれらの言葉が、日記のコメント欄や伝言板で飛び交った
バトルや中傷が、あちらこちらで起きていた

あからさまなデマや、出所の不確かな情報を拡散している連中もいた




★ ☆ ★ ☆

でも、ワクワクはそんな争いばかりではなかった

まもなく、ワクワクの運営さんの呼びかけが始まる
ポイントを寄付して、義援金を送る大規模なプロジェクトが開始された

【絆プロジェクト】

何万人もの会員がこの趣旨に賛同し、ポイントを寄付した
寄せられた金額と同じ額を、さらにワクワクの運営さんが上乗せした

こうして集まった義援金の何千万円が、日本赤十字社を通じ被災地へとおくられた

募金した人にはアバター用のリボンが配られ、それを掲げている会員も多くいた
(僕も色違いでリボンを全種類集めた)




★ ☆ ★ ☆

メッセージの特設コーナーも開かれた
出会い系にいる者たちから、同じく出会い系にいる被災した仲間へ、多くのエールが届けられる

同じ時代、この出会い系サイトで関わりあった関係
サイトを通しての繋がり

会ったことがあっても無くても、顏を知っていても知らなくても
同じワクワクの仲間
一人一人ができる範囲で、できることをする

ささやかな力でもそれが結集すると、大きなうねりとなって動き出す
そのことに気づかされた

「ワクワクやるなあ!」
僕は胸が熱くなった




★ ☆ ★ ☆

一方で、こういった活動を『偽善だ』と叩く連中もいた

だけど
「何もしない善より、何かをする偽善の方がずっといい」
「偽善? 上等じゃねーか、それでも自分は募金する」
という声があがり始める

いつしか不謹慎、自粛、偽善と言うワードに代わって
「絆」や「繋がり」
そんな言葉がワクワクで交わされるようになっていた




★ ☆ ★ ☆

震災以前から「いつかオフ会をしよう」と約束していた福島のワク友がいた

このまま震災の影響で、永遠に足が遠のくのだけはイヤだった
「約束を果たしたい」

しばらくしてから、僕は福島を訪れた

待ち合わせ場所は、駅のそばのヨドバシカメラの前
彼女は、少しはにかんだ笑顔で出迎えてくれた

「来て良かった」
僕も笑顔になれた瞬間だ

その彼女と直接会ったのはその時の一回だけど、会えて良かった
(彼女はその後恋人ができて寿退会したから)




★ ☆ ★ ☆

ワクワクメール

世間で出会い系サイトは
「ダークだアングラだ」
と疎んじられることもある

でもここは紛れもなく、生きている人と人との出会いがあり、あたたかい交流が生まれる世界だ


15年前ワクワクにいた僕は、15年後の今もワクワクにいる
15年後も・・・まだいるかもしれない

ワクワクを通して見てきた景色は、当時も現在も、そして未来へもずっと繋がっている


※このワクワクの募金活動は、その後、熊本や能登の大地震でも行われました
コメント不可

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