現役の女子高生とデートしてきたで[るんるん]
70代以上  大阪府
2016/02/17 5:27
現役の女子高生とデートしてきたで[るんるん]
その日、本を買うため街へ繰り出した俺は、後ろから名前を呼びかけられた。


振り返ると、小柄な身体全体から、バキバキとエネルギーがほとばしっている感じの女性が立っている。

「あ、姉さん[exclamation]

懐かしさが胸にこみあげてきた。



数年前まで一緒に介護の仕事をしていた鈴子さんだ。


鈴子さんが60歳の定年で仕事を退いてから、久しぶりの再会だ。


お茶でも飲もうと喫茶店に入る。


「姉さん、今何やってんねん?」

俺が尋ねると

「見て分からない?」
と鈴子姉さんは両手を広げる。


「女子高生よ、現役のね」

「女子高生やて[!?]

思わずコーヒーが気管にはいってむせかけた。



話を聞いていくと鈴子さん、今はスーパーでパートをやりながら定時制の高校に通っているらしい。



「ほら、私って昔から勉強嫌いだったじゃない」

「そやな。職場の研修とか、いつも俺が肩代わりに参加してやったもんな」


そう返すと鈴子姉さんは舌をだして首を縮める。


「私、中卒で介護始めて、他の事なんにも知らなくてさ」

コーヒーを飲む事を忘れ、俺は話に聞きいる。



「でもね定年になって、介護以外に何も知らない自分に気がついてね。いろいろ学びたくなったのよ」

「で、定時制に通ったわけや」

「うん、ほんとはセーラー服を着て通いたかったんやけど、旦那にそれは止められてさ」

「当たり前や、それは犯罪やがな」

俺は愛情をこめてつっこませていただく(笑)。



「今ね、凄く楽しいんだ。65歳になって、今まで知らなかった世界が見えてきてね」

姉さんは目を輝かせていきいきと語る。

「孫みたいな同級生と一緒に学んでるんやな」

「失礼な。せめて子供みたいな、と言いなさいよ」

姉さんは俺の頭を笑いながらポカリとたたく。



現役の介護士時代、姉さんは誰より元気だった。
その元気さはまったく衰えていない。
むしろ昔よりずっと若く見えるくらいだ。



「実は俺も、介護士の傍ら大学で心理学を学んでいるねん。卒業したら大学院に進学したいんよ」

「いいねえ、ぜひ大学教授を目指しなさいよ」

「大学教授か、それも悪くはないな」



二人は夢中でお互いの夢を語りあった。

いつしかコーヒーはすっかり冷め切っていた。



鈴子姉さんを駅までおくる。

改札をくぐった姉さんは両手の親指を立て、ダブルでグッドラックサインをしてくれた。

「お互いに、まだまだ人生これからだよ」
力強くそう宣言した。



俺もグッドラックを返す。

向こうがダブルならこっちはトリプルや。

両手にプラスして片足も挙げる。

靴を履いているから足の親指まではわからないやろけど(笑)


これは大うけで、鈴子姉さんは手をパンパンたたいて喜んでくれた。



「姉さん、キラキラ輝いているで」




人生に遅すぎる事はない。

いつからだって、どこからだって新たなスタートはきれるんやからね。



現役の女子高生とのデートは、とても楽しい時間やったで[るんるん]
コメントする

コメント

70代以上  大阪府

2016/02/17 5:55

2.  >>1 ぎんじろう猫(=∵=)さん
おはよう[るんるん]

そやねん、学割で映画が観られる身分なんや。
まだ使った事はないけどね(笑)

人生のやり残しをね、ひとつひとつ片づけていきたいと思っているんよ[にこにこ]

50代後半  滋賀県

2016/02/17 5:46

1. 
|ョ'ω'〃)おはようございます♪

確かに現役女子高生ですね(笑)

ガロンさんも大学生なんですね。

何かを目標に進む、見習いたいものです。

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…