トワイライトゾーン 5 同級生からの贈り物!
〇県、〇〇町にある、県立〇〇高校
夏休みの補習授業
暑いな、夏休みなのに、何でこんな授業受けなくちゃならないんだ?
当然 テストが悪かったのが原因だけど…
同じように授業を受けてるのは僕を含めて三人
キンコン、キンコンカンと 授業の終わりが鳴り響く
これまでと、教師の声で
やっと終わった、腹減ったな、と心の声が聞こえた様に
前の席に座っていた同級生の志水が万歳をする。
その両手に握られていたのは亀田製菓のソフトさ〇だ
おお、悪いなと、袋を破き せんべいを口に入れる。
そして志水は弁当やケーキなどを僕の机の上に並べる
それでも足らないのか
僕の左の机に
右の机に山もりに並べる
おい、志水 そんなには食えないぞ
志水も食べ始める。
いや、凄い量だなと
改めて周りを見渡す。
それじゃケーキでもと口に運ぶ
一口噛むと甘い香りがあふれ出す。
旨いな……
……
……
…
何か忘れているような
鼻からぬけた薫りが
頭の中を撹拌してゆき
最初は灰色に 次第に黒く頭を染め出した。
し、志水…
お前…
確か、
去年ガンで亡くなったて
聞いた。
え、死者から出された物
食っちまった…!