貧血対策の為に、毎日せっせとデーツを食べてる。
もちろん、食べ過ぎないように量にも気を遣いながら。
次の診察まで、丸1ヶ月…
コレ、今から1ヶ月前の私の話しだ。
今回の診察は、血液検査も兼ねてだったので、メッチャ期待してたんだよね。
それが、見事に崩れたのは、4月3日(月)の夜だった。
お腹が痛い訳じゃ無い…でも何故か知らねど下痢しちゃって。
しかも、水道の蛇口を全開にしたみたいな感じで、出しても出しても止まらなくて。
これまで何度となく、便秘と下痢を繰り返して来たが、こんな事は初めてで。
で、4月6日が脳外科の診察日で、先ず最初に血液検査をしてから、結果が出るまで1時間待って、そこで診察室に呼ばれた訳なんだが。

担当医『貧血も悪化の一途ですが…他にも気になる点が…』
私「あ、事前に電話でお伝えしたんですけど、現在、下痢してまして。あのぉ、貧血改善して無いんですか？」
担当医『(貧血に対して)そうなんですよ。それとは別件で、ちょっと今から外科の方も受診して貰って来ても良いですか？』

言われるまま、外科に回された私。

外科医『下痢が続いてると、脳外科の先生から紹介があったのですが、これからお腹のCTとエコー検査を受けて貰います。ついでに検便もお願いします。』

検査の為にまた移動する。

検査技師『はい、検査終わったので、コレ持って外科に行って下さいね』

何なのよ、私、朝から何も食べてなくて、お腹空いてるってのに。

外科に戻って診察室に呼ばれた。

外科医『腸内に深刻な炎症が起きてます。入院して、しっかり治しましょう』

はい？今なんて言ったの？

外科医『ですから、このままだと危険なので、入院して点滴して、しっかり治しましょうねと言ったんです』

私「いやいやいや、入院って…突然そんな事を言われても困ります」

暫くの間、押し問答が続き、条件付きで入院を免れた。

条件その壱・1週間経っても下痢が続いてたら即入院

その弐・3日間は絶食する事、守れなければ即入院

その参・少しでも足元がフラ付いたら即入院

私「えーっと…今更ですが、私、何の病気なんでしょうか？」

外科医『急性腸炎です！！』

外科医曰く、大人の腸炎を舐めたらダメだとか、腸が痙攣してる状態だから、腸内で便が水分を吸い込む事なく下痢してしまい、脱水症状が起こり、ヘモグロビンも血液中からどんどん出て行く一方なので、結果的に貧血が悪化するらしく…その後、30分近く外科医が淡々と語るのを聞いてたって訳なんだけど。
最後の方は、もう何を言ってたのか覚えて無いや。

たかが腸炎でしょ？何とかなるさ！あははー…
だって、お腹痛く無いし、下痢する以外はすこぶる元気だし…
そう思ってたんだよね。

でも、実際は甘かった。
帰宅する前に、買い物に行って、無事に家路に着いた時には、息も絶え絶えの状態で、足元もフラフラする。

1週間…薬で乗り切れるだろうか。
お腹の辺りで、水が流れるような音がコポコポ鳴ってる。

そういや、下痢してるけど、尿が出て無い事に今になって気付いた。

このままだとヤバいのでは…
そうだ、こういう時は看護師やってる友達に連絡してみよう。

私「実は今日ね…（病院で言われた事を説明する）」

友達『あ、それ私も3月下旬頃になって、入院しろと言われて拒否したまでは良かったけど、帰ってからが地獄だったよ～。結局は入院したけどさ。退院してからも、まだ6割位しか回復して無いけどね。ダメだよ、医師が入院しろって言うなら、ちゃんと入院して点滴打って、しっかり休んでってやらなくちゃ。私も看護師やってるクセに、医師と複数の看護師から、大人の腸炎を舐めたらアカンって、こっぴどく言われたからね。その時は、たかが腸炎でしょ、何とかなるさ！って思ってた。馬鹿でしょー？笑』

それを聞いて、私は何も言えなかった。

やっぱり入院するしか無いんだろうか…もし入院したとして、娘の事が心配でならないんだが。

気合い入れて、デーツを食べた。
でも、全く貧血対策にならずに終わった。

さて…明日からどうしようかな。
娘の食事を作る気力も、もう残って無い…

真夜中に、私の腸内で、水が流れる音だけが聞こえる。