読書感想『私とは何か_「個人」から「分人」へ』
40代後半  東京都
2020/05/24 22:07
読書感想『私とは何か_「個人」から「分人」へ』
平野啓一郎『私とは何か_「個人」から「分人」へ』

相手によって行動は変わる。
会社、友達、親、恋人…
その時によって、好きな自分もいるし嫌いな自分もいる。
嫌いな自分のときは、自分らしくないと思うかもしれない。
本当の自分じゃないと。
でもそれは自分の全てではない。
だから自分らしくないと思う1つの自分(これを著者は分人と呼ぶ。分人の集合が個人)だけをもって、自分を全否定する必要はない。

著者の思考の仕方がとてもわかりやすく、論理的。
思春期の高校生や大学生など、悩める若者に読んで欲しい。

もちろん、凝り固まった保守的な大人も。
コメントする

コメント

40代後半  東京都

2021/01/03 22:51

2.  >>1 ジョーさん
コメント頂いていたのに、気づかず申し訳ありません…ありがとうございます。
作品に描かれてる彼の哲学に、ハッとしなるほどと思うことがありますね。
自分の中でもやもやと思ってたことを言語化されてる感じがして。

30代前半  東京都

2020/05/29 23:19

1. こんばんは!彼の芥川賞受賞作はすぐ書店で買いました。クライマックスの描写がページ白紙、というのを斬新に感じました。その作品『日蝕』は20年以上読んでいないですが、ニーチェの永劫回帰を思わせる振り子の描写が今でも印象に残っています。ペダンチックとかエピゴーネン、という単語は彼がインタビューで(確か)使っていて、それで覚えました。

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…