サンタの鈴
30代前半  東京都
2019/03/15 19:53
サンタの鈴
こんばんわ!そらです!
第2回オススメ作品コーナー!
今回紹介するのは「ポーラーエクスプレス」
この作品は子供もそうですが大人になって大切な何かを忘れてしまった人にこそ観てもらいたい作品です。

とある街の夜。この日はクリスマスイブ。
サンタを心待ちにしている子供達が住んでいる街に1人だけサンタさんに対して不信感を抱き始めた男の子が居ました。
本当は信じたい、会いたい、でもたった1日で世界中の子供達にプレゼントを配る事なんて果たして可能なのだろうか…サンタさんなんて本当は…。そんな疑問を持ちながら布団につくと、家の目の前に大きな列車が停まりました!慌てて外に飛び出すと1人の車掌さんらしき男が言いました。「君も来るかい?この列車はポーラーエクスプレス!サンタが住む北極圏に行くのさ!」
不審に思う男の子でしたがこの目でサンタを見てみたいので乗る事にしました。
列車の中にはサンタを一目見たい街の子供達が乗っていました。
列車の中で数々のハプニングに見回られ、ようやく北極圏に着きました。
そこにはサンタの街でサンタクロースを手伝う妖精のエルフがサンタが登場するのを心待ちにしていました。
そして、大きな扉が開かれたそこには!サンタクロースが!
子供達やエルフは大歓声をあげて大喜び!サンタのトナカイ達も前足を上げて大喜び!!
すると一匹のトナカイの首にかけてあった鈴が1つ外れて男の子の前に転がってきました。
それを拾って耳元で揺らしたのですが何も音が聴こえません。そう、心からサンタを信じない人にはこのサンタの鈴は聴こえません。
他の子供達は聴こえてるのに僕には聴こえない…。
男の子は涙ながらに呟きました。「ぼく、信じる。信じる。」すると、、、(チリンチリーン♪)(;o;)(;o;)(;o;)!!!
気が付くとサンタクロースが男の子の後ろに立って居ました。サンタは男の子に言いました。
「君を今年の最初に贈り物をあげる子に決定しよう。」
サンタは自身が乗る大きなソリに腰掛け、男の子に手招きをしました。
男の子はサンタの隣に緊張気味で座りました。
サンタが言いました。「今年のクリスマスのプレゼントは何が欲しい?言ってごらん。」
男の子はサンタの耳元で「あなたの鈴が欲しいです。」サンタはニコリと笑い鈴を天高く掲げ「最初の贈り物を授けよう~!」
皆の大歓声の中サンタは男の子に言いました。「この鈴はね、クリスマスのシンボルなんだ。大切に持っておくんだよ。」
男の子はポッケにしまいサンタは大きなソリにプレゼントをたくさん入れた大きな袋をソリにつんで空高く飛んで消えて行きました!
子供達はエルフに見送られ再び列車に乗り家路に着きました。
次の日の朝、男の子は妹に起こされポッケに手を入れると鈴がありません。きっと夢だったんだ…そう思いリビングに行くとツリーの下にはおもちゃや洋服など、両親が用意したプレゼントがありました。
プレゼントを開けて喜んでいると妹が何やら小さな箱を見つけました。箱には男の子宛てと書いてあり箱を開けるとあの鈴が!!!
中には手紙が入ってて「この鈴をソリの足元で見つけたよ。(サ)より」
男の子は耳元で鈴を鳴らすと(チリンチリーン♪)妹も「とっても綺麗な音色だねお兄ちゃん」
するとそこへ両親がやってきて「綺麗な鈴ね。貸してみて。あれ?音が鳴らないわね」父親も「本当だ壊れてる。残念だったな~」
両親には聴こえません。
それから何年か経ち、妹もある日を境に鈴の音は聴こえなくなり周りの友達にも鈴の音が聴こえなくなりました。
でも大人になり、家庭を持ち父親になったあの時の男の子は今もちゃんと聴こえます。心から信じていれば聴こえるのです…。

このお話はとっても良いお話ですよね!
子供の時の純真で清らかな心、大人になっても忘れちゃいけないものだと思います(^^)
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