深淵の放浪者
重いからこそ“そこ”に佇んでいるのかもしれない
いや、長い間“そこ”に居るからもう立ってもいない
何かを待っていたけど無駄だと感じたし存在すら気付いてくれない場所だしね
でも“そこ”には何もない訳じゃない
望めば形を変える何かは存在する
それが天使になれば堕天使にもなる
弱いから、天使を作って色々満たそうとする
でもほんとに天使なのかな?
その時は一時の光を見れるから天使に見えるけど本当に満たされてはいないから大切な人から見たら堕天使なのかもしれない
どっちにしたって関係ないや
このままでいるんだろう
壁を囲えば檻になる