大人と子供の境い目の君たちへ

3月1日近くの高校で卒業式が行われる

地元で固められた中学生
何となく敷かれたレールの上を歩いてきた日々

これからはそんなレールはありません
自分で進むレールを作り進んでいかなくてはなりません

高校を卒業するとその先は大きく変わっていきます
今までの行動範囲ではあり得ない地域の人と出会う事になるでしょうね

私は
『人は動いた分だけ成長できる』
と思っています

昨今ではSNSの進化に伴い誰でも気軽に世界中の人と繋がれます
それ自体は決して悪いことではない

クリックひとつで世界中の人と交流が出来たり世界中の物が手に入るという便利な世の中
近い将来学校というもの自体がなくなりパソコンで全て完結という時代が来るかもしれない

しかし足を延ばすことで得るものは大きい
そこで感じる風の音人の声街の鼓動
画面上だけでは決して感じる事は決して出来ない
そしてそれが自分という個人をより深いものにする

明日の卒業式が終わればそれぞれの道を進んでいく

町内から市へ
市から県へ
県から全国へ

そして
全国から世界へ
活動範囲を広げていくことでしょう

そして動いた分だけ深い大人になってくれると信じている

子供として括るのはちょっと違う
大人として括るのはちょっと違う
大人と子供の境い目
それが高校生だと思います

もう子供でもない
だけど大人でもない
だからこそ今見えている景色を覚えておいて下さい

動いた分だけ成長できる
変化を恐れてはいけない
過去に囚われる必要もない
君たちは大人ではないのだから

大人になったらまた今日と同じ景色を見てください
きっと今まで見えなかった何かを見る事が出来るでしょう

これから先
スマートフォンやパソコンの画面からでは絶対に伝わらない景色が待っています

大人はすぐそこまで近付いています

卒業おめでとう
そして行ってらっしゃい