去年の夏まででしょうか。


俺は一人でも大丈夫な人間でした。


元々あまり人を信じる事が出来ない人間でしたし、人をあてにしたり頼ったりする事もありませんでした。


そんな自分に去年の夏に彼女が出来ました。


そしてここ数年忘れていた感覚を思い出してしまったんです




誰かを愛すると云う感覚を…


誰かに愛されると云う感覚を…



その彼女と別れて半年。


彼女が本当に俺の事を愛していてくれたのか、今となってはわからなくなってしまってしまいましたが、辛い事にその感覚だけは俺の心に残ってしまった…




誰かを愛していたい…

誰かに愛されていたい…



サイトの中で何人かの女性と知り合って、この人とならまた楽しい恋愛を出来ると思った人と出会う事が出来ました。


しかし残念ながらその人も俺の前から姿を消してしまった…



今でもお互いを想い合えるような恋人が欲しいと云う気持ちはあります。



でも今は…



その愛しく想えるようになった人を失う事の方が怖い…



日記を書いた後にプロフィール検索をして、気になる女性がいてもアクションを起こせない。



「もしこの人とお付き合い出来る様になっても、きっと俺の前からいなくなってしまうんだろうな…」


そんな考えが俺の頭を支配する。



愛しく思う人に屈託のない笑顔を見せて欲しい。


「今すぐ会いたいよ」
などと我が儘を言われたり甘えられたりして、少しだけ困らせて欲しい。


そんな人を強く抱き締めたい。


そんな風に思える女性がに廻り合いたい。




でもね…




やっぱり怖い…




別れを怖れていては、出会いなんて望めないんだろうけれど、やっぱり別れは辛い…



辛いのは…



もうやだし…



暫く答えはでないかな…




やっぱり俺は臆病者なんだな…