2012年12月31日22時54分
誰かが俺の日記を読んでいた
その日記はこれといったメッセージ性もないごく普通の日常を綴った物で、特に心に響く様な内容でもない。
更にその日記は俺が12月28日に書いた物。
そんな埋もれかかった日記を誰が読んだのか…
勿論それは解りません。
でもたった一つ言える事は、あの日記を読んだ人は、何気なくではなくわざわざ俺の日記を読みに来てくれたと云う事。
とは言え誰であろうか等と云う事は解ろうはずもない。
頭に浮かぶ微かな淡い期待…
「まさかな…」
その一言が俺を現実に引き戻す。
「未練がましいな…俺も…」
淡い期待が頭に浮かんだとしても、それを確かめる術はない。
「まぁいいか…」
いつもの様に、心に引っ掛かる事柄を一時的に忘れる為の呪文を口にする。
今日はもう寝よう
明日早起きしてニューイヤー駅伝観るんだから
とりあえず眠くなるまで、ナンプレでもしよっと