今俺はとても充実した日々を過ごしています


楽しい仲間達に囲まれ、日々ちょっとした喜びや驚きを感じ、精神的にだいぶ落ち着いていると思います


でもそんな落ち着いた情況であるからなのか、思う事があります。



『あの時と同じだ…』




今から凡そ一年前…


あの時もそうだった…


俺には沢山の仲間がいました


その沢山の仲間の輪の中に常に俺はいました


毎日が楽しかった




『何もかもが一緒だ…』



そして頭をよぎる言葉…


















『また失うのか』





楽しい日々を過ごしている中で、突然全てを失ったあの日









『イヤだ…』






『もうあんな思いはしたくない…
絶対にイヤだ！』





一度そう思うと不安というものは消えなくなります…


仲間を信じていない訳ではありません

仲間の気持ちは痛いほど感じています





だから余計に感じるのかもしれません





『俺はここにいて良いのか…』





『俺の様な人間がこの人達の輪の中にいて良いのか…』





『全てを失う前に自分から姿を消した方が…』





『仲間を失望させて、また一人になるくらいなら、楽しい思い出だけを抱えて別れを告げた方がマシなんじゃないのか…』




そんな考えが頭をよぎります




現状に不満がある訳ではありません


むしろ恵まれていると思います


出来すぎている位に



そしてあの頃によく似ている…




今は楽しいです



でも怖いです




いろいろと考えても答えが出せません…




どうしたらいいのかな、俺は…