『覗くモーテル観察日記』
2020年1月に文藝春秋社の文春文庫から文庫版が出たのでAmazonから取り寄せてみました。
作者はアメリカの新聞記者であるゲイ・タリーズ。コロラド州のモーテル経営者から、自分が経営していた21室のモーテルの12室の天井に覗き穴があり、そこで30年間にわたるカップルのsex の観察日記の資料を渡されるところから話は始まっています。
アメリカで出版されるや衝撃は大きく、実現はしませんでしたがスピルバーグが映画化に乗り出したという話題の本。
本にはいろいろなカップルのsex が描かれていますが、描写は必ずしも性欲を煽る扇情的なものではありません。代わりに描かれているのは、仕事や人間関係で疲れきっている男性が、女性をいたわるのではなく一方的に自分の性欲を満たすだけの不毛な
sexや倒錯的なsex です。満たされない女性に不満やストレスが溜まっていく姿も生々しく描かれています。
本当にパートナーとの信頼と愛情にあふれるsex は極めて少なくて、唯一と言っていいのがレズビアンのsex だとも書かれています。
アメリカ社会の疲弊が、何千人もの sexの覗き窓を通して描写されていて、何か社会学の本を読んでいる気のする本でした。そして、それは今の日本の社会とsexに通じるものがあります。
パートナーとの信頼と愛情の最高の快感と幸福感をもたらしてくれるはずのsex の大切さと、その大前提を欠いた不毛なsex へ向かう危うさを改めて感じさせてくれた本でした。
コメント
2020/11/07 16:35
5. >>4 市太郎さん
市太郎さん、ありがとうございます。いや、私もびっくりでした。しょっちゅうではなく時々あんな強烈なオーガズムが来るのです。女性の体って奥が深いですね。
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2020/11/07 15:30
4. >>3 優しい紳士・-・さん
いやぁ、気にしないで下さい。
それにしても前の日記の激しいオーガズムは経験してみたいですね。そこまで女性を感じさせたことは無いですよ。
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2020/11/07 11:15
3. >>1 市太郎さん
市太郎さん、お名前を間違えてしまいました。一太郎はコンピューターのソフトでした。すみません。
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2020/11/07 3:41
2. >>1 市太郎さん
一太郎さん、こんばんは。コメントありがとうございます。ぜひ一度読んでみる価値がある本ですよ。おすすめします。
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2020/11/07 3:37
1. そうですね、パートナーとのエッチが不自由なままその欲求を満たそうとサイトを放浪している自分も読んでみたいと思いました。
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