“ほんとに幸せです　わたし”


帰ってきた部屋のベッドに寝ころんで
そんなLINEを読む
なかなか逢えなかった
久しぶりのデート

抱きあって燃え上がって
イキ疲れて眠りに落ちた彼女


時間がまだまだあるので
起こしてもう一度と思ったけれど
今日はこのまま最後まで
眠ったままにしてあげよう
彼女はこの間とても忙しかったから

ソファーに戻って
脱いだバスローブを着る


帰る時間がきて
“起きるかな”
“お風呂の湯加減ちょうどいいよ”
と起こしたら

“あ～いっぱい寝ちゃった”
“ありがとう”
と言いながら起きてきた

“こんなにのんびりしたの久しぶり”
“久しぶりに自分の時間が持てた”

よほど忙しかったんだろう


起こしてsexしなかったのは
正解だった

ベッドの上でまで
時間を惜しむように
ガツガツするのは可哀想


冒頭のLINEの一言で
胸をいっぱいに満たされた
デートのあと