ベッドの枕元で
スマホを充電しようとしているのか
ほのかな部屋の灯りの中に
赤いTバックだけの
うつ伏せの見事な裸体を
斜めにこちらに向けて
一心に何かしている彼女

その無防備なお尻に
いきなり欲情した私は
彼女の下半身を抱え込み
形のいいお尻に舌を這わせる

作業していた手を止めて
しばらく私のするがままに
していた彼女が

“ねぇ、こんなふうにしよ”

と振り向いて
横から私の太ももを抱え
男根を咥えこむ

私は思いがけない提案に
逆らえるはずもなく
彼女のお尻を横抱きに抱えて
片脚を担ぎ上げ
秘部に顔を近づけて
甘い蜜壺に舌を挿れたり
花弁を舐めあげたり
硬くなっている
花芽に舌を這わせ
唇で吸い上げる

“あぁっ、気持ちいい～！”
“イクっ、イク～！”

彼女が叫んで
抱えている下半身を震わせ
それを何度も繰り返す
側位の６９・・・


ヌルヌルとした愛液が
私の顔を濡らし
私の男根は
彼女の口の中で
濡れて硬く
痛いほど屹立し
その周りは彼女の唾液で
ヌルヌルになる


それがいつもとは違う
私たちのセックスの始まり


それから乳首と乳房責めで
彼女は何度かオーガズムを迎え

クリトリスへの口戯でまた
何度も頂点に達する

“指を挿れて”

そう、このプレイが
彼女は大好き

クリトリスを
口で愛撫しながら
中指と薬指を
花弁の愛液で濡らして
そっと挿入し
蜜壺のなかで指を曲げて
Gスポットをゆっくり
指の腹でまさぐり

一番奥まで差し込んで
ポルチオに指を這わせる

これが行為の前半の
クライマックス


数え切れないほど
イッていた彼女が

“おちんぽが欲しい”

と請う頃には
蜜壺に指を挿れていた
私の手のひらに
愛液がたっぷりと溜まり
私はそのヌルヌルとした愛液を
ぺニス全体に塗って
彼女の体を抱き
ゆっくりと挿入する

硬い肉棒が
熱い粘液をたたえた肉の穴に埋まり
肉の襞がその肉棒に絡みつき
締め上げる

抽送を繰り返すと
ぺニスは痺れ
全身に快感の波が拡がり
精液の出ない頂点に
何度も達する

そう、私は射精障害
代わりに前立腺肥大の
治療薬のおかげで
１時間半は屹立したまま


“パンパンして”
“奥まで突いて”

彼女の願いに応えて
痛くなるほどの力で
男根を打ち付けると
彼女の声は絶叫に


やがていつもの最後の体位
しがらみで
快感の波に
長い時間
浸って身を任せる


“おめこ最高だよ”
“このちんぽ最高”

“セックス気持ちいいね”
“ほんっと気持ちいいね”
“セックスたまんないね”
“ずっとしていたいね”
“セックスやめられないね”


互いの快感を確認する
言葉を交わしながら
最後のオーガズムを迎えた
彼女の中に長い時間
挿れたまま
セックスはやがて
波が引くように静かに終わる




“今日は楽しい時間をありがとう”
“また次まで楽しみに頑張ろうね”

それが私たちの
いつもの別れの言葉