この広げた両手の中のものさえ 守れない初めて愛し五年続いた元カノが 結婚します 失って後悔して
取り戻せなかった
思い出が指の間をすり抜けるように消えていく でも長男として泣かないように教育されてきたおいらは涙がでない
どんなに苦しくても辛くても笑ってしまう ニッコリ微笑んでしまう 余裕なんかないのに いつも思う
お父ちゃんお母ちゃんがいたらなんていってくれるかな？
最初から親いない人のほうがかわいそうだと思う人いるとおもう
でもね 思い出がある分 よけい辛いときもあるよ
もう手が届かない分
そばにいたくなる いてほしいと思っても叶わないのに 思ってしまう
よくねお風呂で歌うのが好きなおいらが
歌ってると 母さんは風呂の入り口で歌聞いてるの泣きながらね 父さんの声においら似てるんだって 父さん思い出して泣いてるの 家で母さんの書いた文字見つけたらもうみれないんだなって
母さんゲームの景品のぬいぐるみのタグにさえ何年何月何日
にもらったって書くのおいらは実家追い出された時に持ってこれなかった
なんとか写真だけ隠し持ってきた
思い出のつまった家にはもう帰れない
現実は残酷だね
早くあの世で父さん母さんがまっててくれるなら甘えて遊んで一緒にお酒飲んで…
この世でしたいこと以上にあの世でしたいことがある
じゃあ死ねよどうせ死ぬ勇気も無いくせに という
勇気はないよ リスカすることもできない
死にたい訳じゃないから勇気がない
おいらは 道を失ってる