昨日飲みに行った時に、この前知り合ったお兄さんとばったり遭遇して飲み明かした話。


この前で3回目の遭遇。


1回目はいつも行く店のカウンターで一緒になった時。その場の流れで話していたら、お互い割と盛り上がった。それで楽しくなって、ノリでそのお兄さんとバイトの女の子と自分で朝まで飲みに行った。


2回目の遭遇は、オーナーさんの知り合いが合コンをお店で開いた時。一応誘われたので、数合わせの気持ちでその合コンに参加してみた。すると、この前のお兄さんも召集されていた。その合コンの後には2次会がどうのみたいな話が出たけれど、「なんか雰囲気合わんよねー笑」みたいな感じで、2人でグダグダと飲み屋で飲んでいた。


1回目が2ヶ月くらい前で、2回目が1ヶ月くらい前。だから、約1ヶ月に1回のペースで遭遇しているはず。

LINEは交換したから一緒に飲もうと思えば、連絡を取って飲みには行ける。でも、「それはなんか違くて、ばったり会って飲むのが良いよね！」という謎のルールがあり、一緒に飲みに行くための連絡はした事がない。


今回はお兄さんが会計を終えて、ちょうど店を出る準備をしていたタイミングで、自分が店に入った感じ。


「このタイミングで来るの？笑 まじかよ！ 今、ちょうど会計終わったとこなんだけどー笑」

「えー！ もう帰っちゃうんですか？ めっちゃ残念ですわー！」

「うーん。じゃあ、もう一杯だけ飲むわ笑」

「良いんですか！？ ありがとうございます！」

という流れで、お兄さんに少しだけ付き合ってもらう事に。


その後、自分が普通に飲んでる隣で次の一杯を頼み、「ちょっと腹減ったから、なんか飯頼んでよ」と言われたので、ピザをシェアしたりしなが喋り合っていた。結局、「あと一杯」どころか、お店のクローズ直前まで飲んだ。

「まだ行けそうなら、気になってるけど1人で入りにくい店があるから、一緒に行こうよ」と言われたので、終電を投げ捨てて二つ返事で次のお店に行く事に。


そこで3時くらいまで、あーでもないこーでもないと朝目が覚めたら忘れてしまうようなしょうもない会話をして飲み明かした。


二軒目のお店が閉まるタイミングで、ちょうど外は雨が降っていた。お兄さんは徒歩で帰れる距離だったので、濡れながら帰ろうとしていた。自分はちょうど傘を持っていて、今日の恩もあるので、「始発まで暇なんで、送ってきますよ！」と提案した。そしたら、「なら、始発までうちで待つ？」と言ってくれた。これ以上世話になるのもどうなんかなーと思ったものの、行った方が面白いかなと思ったので、お世話になる事に。


お兄さんのアパートに行った後も、あほな会話しながら、年末のお笑いの特番を見ていた。見終わる頃、ちょうど良い時間だったので、そこでお暇させてもらった。

「次はいつになるか分からんけど、また一緒になったらよろしく！」

「ですね！ 必要ならLINEで連絡しますよ？笑」

「連絡来たら絶対にその日はあの店行かねーわ！笑」

「それなら了解です！ またどっかのタイミングでお願いしまーす！ お邪魔しましたー」


外に出てみると、空は明るくなりつつある。雨はまだしとしと降り続いていた。そんな中、最寄りの駅まで始発を頼りに歩き出した。

歩きながら、ふと大学の学部生が友達と遊んでる時のことを思い出した。昔もこんな風に夜まで飲んだりしたこともあったな。あぁ、あいつは今どうしてんのかなと少し懐かしい気持ちになった。


それと同時に、就職をして東京に住むようになってからも、こうやってお酒を愉しみながら何気ない話を出来る人に出会えた嬉しさを感じた。



朝まで飲み明かす必要はないけれど、こうやって波長の合う人と出会えるのは幸せな事だ。願わくば、少しでもこんな時間を一緒に過ごせる人ともっと出会えたらなと思うばかりだ。