智雄?友男?
50代前半  神奈川県
1/29 22:52
智雄?友男?
日曜夜の「関ジャム」
プロのミュージシャンによるやや専門的な楽曲解説が面白くて、録画予約して毎週欠かさず、というほどではないけれど、割とよく観ている。
昨日ではなく先週だったか、3人のミュージシャンによる2023年ベストランキングみたいな内容だった。
その中で2人から1位と2位に推されていた「TOMOO」とかいうシンガーソングライター。

ん?誰?トモオ?
知らないなぁ…
それまで全く知らなかったものの、紹介VTRで流された楽曲に、「なるほどたしかにイイかもしれない」と、ビビッと感じるものがあった。

Apple Musicで早速検索&ダウンロード。
当日はとりあえずそこまでで、実際に聴いたのは翌朝の通勤BGMとして。

おおー、イイじゃん!
ノリのいい軽やかなポップスは、月曜朝のやや憂鬱な気分まで軽くしてくれる。
思わずボリュームを上げ、ガンガンに鳴らしてしまった。

最初のうちこそ、艶やかとは言い難い声質がちょっと気になったものの、いやしかし、変に着飾ったり演じたりしていないストレートな歌声は、これはこれで全然イイ。
最近はAdoとかKing Gnuとか技巧に凝った高難易度の歌唱を、まるでゲームでも攻略するかのようにテクを見せつけるのが流行りなのかもしれないけれど、正直なところ付いて行けてないオジサン的には、TOMOOの純朴な声にどこか安心感すら覚える。
というか、やっぱり歌の前に曲だよなぁ…という、音楽として当たり前のことだけど、改めて認識したりして。

使い古された表現だけど「洗練された良質なポップス」とはまさにこういうことを言うのだろう。
何言ってんだか歌詞が聞き取れないところも若干あるけれど、圧倒的なセンスの良さを感じる曲の前には、そんなの別にどうでもいいわけで。
強いて言えば、この良質さを際立たせるスパイスとして、若干の毒を練り込めば更に良くなりそうな気もするけれど、今はまだ若い、これから音楽でも実生活でも経験を積み重ねれば、いずれそういう面も出てくるだろう。

自分と同じように感じた人が沢山いたようで、先週のbillboardチャートでは、アルバムダウンロード1位だったと。
番組内の短い紹介でもネクストブレイクを確信できたけど、早くも既にブレイクしたらしい。
そりゃそうだ、聴けばわかるというか、聴きはじめの1分足らず、1曲目のAメロが終わる頃には聴く者を魅了している力がある。

心がだいぶ穢れて荒んでしまっているオジサン的には、その「洗練された良質なポップス」は清らか過ぎてちょっと気恥ずかしさを感じたりするところもあるけれど、窓を閉じた車内は自分専用のリスニングルーム、誰に遠慮することもなく、ボリューム上げ気味で楽しませてもらおう。

ちなみに、BOSEスピーカーに囲まれた特等席なら、隣にもうひとつ空いてます(笑)
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