先日入社したばかりの新入社員が工場見学に来た。
新人研修の一環として、まずはあちこちの事業所を見学して回って、この会社が実際どんな仕事をしているのか、肌で感じてもらう目的だろう。

今年は遅れていた桜もようやく咲いて、職場の敷地を取り囲むように植えられている桜並木はまだ五分咲きくらいだけど、正門脇の大木を背景に記念撮影してる様子を見ると、門出にはやっぱり桜が相応しくて、開花が間に合って良かったなと。

人事に引率されながらゾロゾロと歩く初々しいリクルートスーツの集団は、自分からすれば毎年この時期に見るいつもの光景だけど、彼らにとっては見るもの触れるもの全てが初体験のはずで、一戸建てくらい大きな機械を組み立てる様子なんか間近で見たら、凄さと怖さというか、期待と不安が入り混じった複雑な心境になったかもしれない。

業種的に男が多いのは仕方ないけど、チラホラ数名女子の姿も。
いわゆるリケジョは自分の部下にも何人かいて、実は結構優秀だと知っている。
いかにも男っぽい世界に飛び込む勇気というか、そこには明確な意思と覚悟があるはずで、とりあえずどこでもいいから就職しておこうみたいな男とは、そもそもスタート時点でモチベーションに差がある。

今さら遅いかも知れないけど、女子配属希望を人事にかけ合ってみようかな。
手取り足取り丁寧に教えるから（笑）