1945年夏!!ソ連軍、満州に侵攻『終戦』~蹂躙される日本人女子【実話を元に小説化してます】⑥
1945年8月15日朝・・
私は、夕子と良子と朝食を食べたあと
関東軍司令部に出かけた
父は陸軍士官で、今だに新京で情報活動をしていて連絡がとれないでいた
なので、母が亡くなったことと今後のことについて相談したいので連絡をお願いしに行くのだ
通化は司令部があるだけあって、治安は良好で安心して歩くことができた
日本軍が駐屯していない都市では、中国人や朝鮮人が暴徒化して
日本人に暴行、強姦、略奪、殺害など狼藉を働いているとの情報が入っていた
満人の警官や保安員は、まったく対処しないので
やりたい放題になっていた
私は司令部に着き、守衛詰所で受付を済ませ中に案内された
詰所から若い兵士が出てきて最敬礼で
「おはようございます!!では、今から案内させていただきます!!」と挨拶した
私は、その若い兵隊さんについて行き
会議室みたいなところに通された
「あ~君が安藤中尉のお嬢さんか。私はお父さんの上司をさせてもらってる山田だ。階級は少佐をさせてもらっている」
山田少佐は軽く敬礼して、私に握手を求めた
「さて、君のお母さんの話は聞いたよ
申し訳なかった。警備不足だったね・・ご冥福を祈ります
で~お父さんのことだが、軍機で詳しいことは言えないが、重要な任務についている
ただ、君たちの置かれた状況は報告しておく
連絡を待っては、くれないか」
私は、連絡は無理なんだなぁって理解して部屋を後にした
入口の詰所では、さっきの兵隊さんが直立不動で立っていて
「ご苦労様です!!」って
カツッ!!っと靴を鳴らした
私が収容所に帰ってみると
「朝子さん大変よ・・これから重要放送だって!!」
私は、慌てて集会所に行ってみたら
みんな集まっていて整列するところだった
夕子たちもいた
「みなさん、これから重要放送があります。静粛にお願いします」
団長がみんなに挨拶した
『ジジジ・・・・
只今より重大なる放送があります。全国聴取者の皆様御起立願います
天皇陛下におかれましては、全国民に対し、畏くも御自ら大詔を宣らせ給う事になりました
これより謹みて玉音をお送り申します
(君が代奏楽)
朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ收拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク・・・(中略)』
私は、意味が分からなかった
ただ、放送の途中から大人たちが泣き崩れて座り込んでいった
私は、なんとなく分かってきた
戦争に負けたんだ・・
戦争が終わった・・
私は悲しい気持ちと嬉しい気持ちが
入り混じった複雑な感情になった
そして
日本に帰れるという希望と
ホントに帰れるのかという不安感が出てきた
いったいどうなるのだろうか・・
ソ連軍は、すごい勢いで進軍を続け
通化まであと少しのところまで来てた
(つづく)
コメント
2012/11/24 8:34
6. >ひろとさん
いよいよ残虐ソ連軍がやってきます
返コメ
2012/11/24 8:03
5.
なんか…
言葉になりませんね…
返コメ
2012/11/24 7:39
4. >ゆういちろう@働くペロくん
さん
![[げっそり]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_pinch.gif)
おはようございます
そうなんですよね
どこにいたかで決まります
ホント自害したくなるでしょうね
返コメ
2012/11/24 7:38
3. >福ちゃんさん
![[!!]](https://img.550909.com/emoji/ic_biccuri02.gif)
おはようございます
そうなんです
この先から悲劇なんです
なんか長くなってしまいました
返コメ
2012/11/24 7:18
2. この日、どの地域に居たかで、邦人達の運命が決まってしまったんですよね…。
残酷な運命が待ち受けている満州、朝鮮、樺太の人々を想うと、胸が張り裂けそうです。
返コメ
2012/11/24 4:54
1. お早う御座います。
〓〓
〓
大変な力作です
終戦を迎え‥更に悲劇が、待って居るのですね
返コメ