1945年夏!!ソ連軍、満州に侵攻『鴨緑江』~蹂躙される日本人女子【実話を元に小説化してます】⑪
鴨緑江・・
中国と朝鮮の国境にある大きな川で、川中島も多数ある
河口付近では明治時代、日露戦争のとき大きな戦闘があり
多くの日本軍将兵が戦死している場所だ
今回、渡る場所はやや上流のほうで
川中島はない
中国側、集安から朝鮮側に渡る計画である
集安は国民党軍が警備していて、橋の入口には15~16人の警備隊が常駐している
また、対岸の朝鮮側にはソ連軍が警備していて、橋には同じく15~16名が警備していた
橋は鉄道と道路の兼用で、列車が走行しないときは自動車や歩行者が渡っていた
ただ国民党軍は共産党軍の接近で浮き足だっていた
11月には通化の国民党軍は壊滅していて、中国共産党軍が通化を支配した
通化行政府にいた国民党の幹部は逮捕され処刑された
また、日本人難民17000人は関東軍司令部跡に収容された
5000人しか収容できない狭い場所に毛布1枚と500円以外の携行しか認めない措置だった
通化は冬にはマイナス30度の極寒の地であり、無茶な要求であった
また
中国共産党軍は遼東日本人民解放連盟通化支部を設立した
共産党からの命令下達や共産主義教育を行った
そして、日本人全員に共産主義になることを誓約させ、全財産を没収した
また、難民以外の日本人も過酷な状態であった
共産党軍は武器捜索の名目で日本人家屋に押し入っては連日
略奪、拉致、暴行、強姦などを行った
私たちは、集安郊外にある建物に着いた
そこでトラックを降りて中に入ると、私たちと同じように逃げてきた人たちが10人くらいいた
みんな疲れ切った様子であったが、私は不思議なことに気が付いた
みんな若い女性であることに・・
私は疑問と同時に不安な気持ちになっていった
私たちが部屋の隅で休んでいると
西くんが「朝子さん、隊長がお呼びです。会ってもらいますか」って私を呼びに来た
私が「西くん・・大丈夫?」って聞いてみたが、西くんは「信じてくれ」としか言ってくれなかった
隊長の部屋に入ると、西くんは出て行ってしまった
隊長は、部屋の奥の窓側の椅子に座っていた
その前には大きな机があり、足元は見えないが
女性と思われる足先だけが机の隅から出ていて
明らかに隊長の足元に人が四つん這いになっていた
何か動いている感じだが、私にはよく分からない
「私は、この部隊の隊長をしている東中尉だ。
君は・・確か安藤中尉のお嬢さんだったな。西くんからは話は聞いている。
お父さんとは、私は同期入隊で訓練も一緒だった。
亡くなられたらしいね。残念だ。
さて・・・
君と妹の命は保証しよう。では、退出してよろし!!」
私は、あれって思った
良子のことが抜けている
「中尉どの、ありがとうございます。しかし、私どもは3人おりまして・・・」
中尉は私の話を中断するような感じで
「聞こえなかったか。退出してよろし!!」って言った
私は、お辞儀をして退出するしかなかった
私は、西くんを探して事情を聞こうと思って探したが
周辺の情報収集に出かけていていなかった
私は、どういうことか理解できなかった
良子はどうなるの?
自分と妹の安全が確保された嬉しさと
友達良子の安全が確保できない不安とが、入り混じって混乱していた
とにかく西くんに事情を聞かないと・・
私は西くんの帰りを待った
(つづく)
コメント
2012/11/29 23:30
4. >ミナミナさん
こんばんは~!!
まぁ・・
戦後の混乱期で実際に売られてしまう人もかなりいたみたいよ
今でも歌舞伎町辺りではあるらしいが・・
西くん大丈夫かしらね(笑)
返コメ
2012/11/29 20:34
3. .
![[冷や汗2]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_csweat02.gif)
こんばんは。
もうこうなると誰も信じられませんね
実は信用していた西くんに…
なんて事は無いですよね?
返コメ
2012/11/29 18:06
2. >ゆういちろう@働くペロくん
さん
さてどうなるか~
私も知らない(笑)
返コメ
2012/11/29 17:45
1. こんばんは![[犬]](https://img.550909.com/emoji/ic_dog.gif)
![[芽]](https://img.550909.com/emoji/ic_bud.gif)
まさか…、良子さんは…
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